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ヤニブ(トランプ)のルール解説

ヤニブのルール・遊び方。手札の合計を5点以下にして「ヤニブ!」

トランプゲーム『ヤニブ(Yaniv)』のルール・遊び方を紹介します。基本ルールのほかに、「7点以下でヤニブ」「すぐ出し(スラップダウン)」などのローカルルールも解説しています。

プレイ人数
2人 3人以上
ジャンル
定番
難易度
ふつう
使用するカード
54枚(52枚にジョーカー2枚を足す)。オプションでジョーカーなし(52枚)
ヤニブを無料で遊ぶ

ヤニブはどんなゲーム?

ヤニブ(Yaniv)は、手札の合計点を小さくして「ヤニブ」と宣言するトランプゲームです。自分の番にカードを捨てては1枚引き、手札の点を減らしていきます。

4人がテーブルを囲んでいる。左下の人が、ジョーカー・A・2の3枚を見せて「ヤニブ!」と言っている

手札の合計が一番小さい人が、その回の勝ちです。

負けた人には、手札の合計が点数として加わります。点数が100点を超えた人から抜けていき、最後まで残った人が優勝です。

イスラエルで広まったゲームで、旅をする人たちを通して世界中で遊ばれるようになりました。ルールが簡単で、2~5人ですぐに遊べます。

ヤニブの使用カード

ヤニブで使うカードは以下の通りです。

  • ジョーカー以外の52枚
  • ジョーカー2枚

全部で54枚です。

トランプ52枚の山とジョーカー2枚。全部で54枚を使う

6人以上で遊ぶ場合は、トランプを2組混ぜて使います。

ヤニブの点数の数え方

ヤニブのカードの点数は以下の通りです。

  • A:1点
  • 2~10:数字の通りの点
  • J・Q・K:10点
  • ジョーカー:0点
Aは1点、2から10は数字の通りの点、J・Q・Kは10点、ジョーカーは0点

手札の点数は、全てのカードの点を足して数えます。マークは点数に関係ありません。

例えば、ハートのA・スペードの3・ジョーカーなら、1+3+0で4点です。

ヤニブのルール・遊び方

ヤニブのルール・遊び方を紹介します。

ヤニブの勝敗

最後まで残った人の勝ち。

1回ごとに、手札の合計が点数として加わっていきます。点数が100点を超えた人は脱落です。

200点を超えたら脱落にする遊び方もあります。100点ルールと200点ルールの違いで紹介しています。

①5枚ずつ配って1枚を表にする

カードをよく混ぜて、1人に5枚ずつ配ります。

残りのカードは裏向きのまま山札にし、一番上の1枚を表にして捨て札にします。

4人に5枚ずつ配り、真ん中に裏向きの山札と、表向きの捨て札が1枚ある

最初の人はじゃんけんなどで決めます。2回目からは、前の回で手札の合計が一番小さかった人から始めます。

②カードを捨ててから1枚引く

最初の人から、時計回りに順番が回ります。

自分の番には、手札からカードを捨ててから、1枚引きます。

1回に捨てられる枚数や組み合わせには、決まりがあります。③捨てられるのは3つの形で紹介しています。

例えば、ハートのKとスペードのKを捨て札に置いてから、山札の一番上を引きます。

左下の人が、手札のハートのKとスペードのKを捨て札に置き、そのあと山札から1枚引いている
①ハートのKとスペードのKを捨て札に置き、②山札から1枚引きます。

先に捨ててから引きます。引いてから捨てるのではないので、気をつけましょう。

引くのはいつも1枚なので、まとめて捨てるほど手札が減っていきます。

③捨てられるのは3つの形

1回に捨てられるのは、以下のどれか1つです。

  • 好きなカード1枚
  • 同じ数字のカード2枚以上
  • 同じマークで数字が続いたカード3枚以上
上から、クラブの9が1枚、スペード・ハート・ダイヤの7が3枚、ハートの4・5・6が3枚

同じマークで続いた数字は、3枚以上で捨てられます。2枚だけでは捨てられません。

Aは1として数えるので、A・2・3は続いた数字です。Q・K・Aや、K・A・2は続いた数字になりません。

スペードのA・2・3は捨てられる。Q・K・Aと、K・A・2は捨てられない

ジョーカーは、続いた数字の抜けた所に入れられます。例えば、スペードの4・ジョーカー・スペードの6は、4・5・6として捨てられます。

ジョーカーは2枚とも使えて、続いた数字の端に付けてもOKです。例えば、ハートの2・ジョーカー・ハートの4・ジョーカーは、2・3・4・5として捨てられます。

スペードの4・ジョーカー・6(ジョーカーが5)と、ハートの2・ジョーカー・4・ジョーカー(ジョーカーが3と5)は捨てられる。7・7・ジョーカーは捨てられない

同じ数字の組にジョーカーを入れるのは、NGとするのが一般的です。

④引くのは山札か前の人の捨て札

引けるのは、山札の一番上か、前の人が捨てたカードの1枚です。

前の人が何枚か捨てた場合は、両端のどちらか1枚だけ取れます。真ん中のカードは取れません。

例えば、前の人がダイヤの3・4・5を捨てたら、取れるのはダイヤの3か5です。

前の人が捨てたダイヤの3・4・5のうち、両端の3と5は取れる。真ん中の4は取れない。山札からも引ける

前の人より前に捨てられたカードは、もう取れません。

山札がなくなった場合は、今捨てた組を残して、他の捨て札をよく混ぜて山札にします。

⑤合計5点以下なら「ヤニブ」

自分の番のはじめに、手札の合計が5点以下なら「ヤニブ」と言えます。

ヤニブと言ったら、全員が手札を見せて合計を比べます。言った人の合計が、他の全員より小さければ成功です。

同じか小さい人がいた場合は失敗で、⑥の「アサフ」になります。

例えば、左下の人はジョーカー・A・2の3点です。他の3人は8点・12点・25点なので、ヤニブ成功です。

左下の人がジョーカー・A・2の3点で「ヤニブ!」と言っている。他の3人は12点・25点・8点で、左下の人の勝ち

ヤニブに成功した人は0点です。他の人は、自分の手札の合計が点数になります。

5点以下でも、ヤニブを言わずに続けてもOKです。捨てたあとでは言えないので、次の自分の番まで待ちます。

7点以下で言えるルールもあります。ローカルルールで紹介しています。

⑥同じか小さい人がいたら「アサフ」

ヤニブと言った人と同じか、より手札の合計が小さい人がいたら「アサフ」です。

アサフされた人は、手札の合計に30点が足されます。

例えば、左下の人が4点でヤニブと言い、右上の人が3点ならアサフです。左下の人は4+30で34点になります。

左下の人が4点で「ヤニブ!」と言ったが、右上の人は3点で「アサフ!」と言っている。左下の人は4点に30点が足されて34点

同じ点でもアサフになります。アサフした人も含めて、他の人は自分の手札の合計が点数になります。

アサフは、日本では「ヤニブ返し」とも呼ばれています。アサフ(Assaf)も、ヤニブと同じくヘブライ語の男の人の名前です。

⑦100点を超えたら脱落

1回ごとに点数を足していきます。点数が100点を超えた人は脱落です。

例えば、98点の人が5点を足すと103点になり、脱落します。

点数表。左上の人は98点に5点を足して103点になり脱落。他の3人は100点以下なので続ける

残った人で続けて、最後の1人になるまで遊びます。

⑧ちょうど100点なら50点に減る

点数がちょうど100点になったら50点に、ちょうど50点になったら25点に減ります。

例えば、95点の人が5点を足すと、ちょうど100点なので50点になります。

95点の人が5点を足して、ちょうど100点になった。半分の50点に減る

ちょうどの点で減るルールは、遊ぶ人によって違います。遊ぶ前に確認しておきましょう。

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ヤニブの100点ルールと200点ルールの違い

ヤニブには、脱落の点数を100点にする遊び方と、200点にする遊び方があります。違いは以下の通りです。(遊ぶ長さは4人の場合)

違い100点ルール200点ルール
脱落する点100点を超えた時200点を超えた時
半分に減る点50点・100点100点・200点
遊ぶ長さの目安10回前後20回前後
調べた資料日本語の資料に多い英語の資料に多い

遊ぶ長さは、人数や遊び方、ちょうどの点で半分になる回数によって変わります。

100点ルールには、脱落せずに「誰かが100点を超えたら終わり」にする遊び方もあります。この場合は、点数の一番少ない人が優勝です。

ヤニブのローカルルール

ヤニブでよく遊ばれるローカルルールを紹介します。

7点以下でヤニブ

このローカルルールでは、手札の合計が7点以下で「ヤニブ」と言えます。

早くヤニブを言えるので、1回が短くなります。イスラエルでは、7点以下で遊ぶことも多いです。

アサフした人は0点

このローカルルールでは、アサフした人の点数を0点にします。

ヤニブと言った人と同じか、より小さい点を持っていると、さらに有利になります。

すぐ出し(スラップダウン)

このローカルルールでは、捨てたカードと同じ数字を山札から引いたら、そのカードもすぐに捨てられます。

例えば、スペードの7を捨てて、山札からハートの7を引いたら、ハートの7もすぐ出せます。

左下の人がスペードの7を捨て、山札からハートの7を引いた。同じ数字なので、ハートの7もすぐ捨てている

すぐ出して手札が0枚になったら、次の番に「ヤニブ」と言えます。

同じ数字の組はどれでも取れる

このローカルルールでは、前の人が同じ数字の組を捨てた場合、両端でなくてもどのカードでも取れます。

その他のローカルルール

その他にも、以下のようなローカルルールがあります。

  • ヤニブに3回成功するごとに、点数から20点を引く
  • 配る枚数を7枚にする
  • J・Q・Kを11点・12点・13点として数える
  • 同じ数字の組にジョーカーを入れてもOKにする

ヤニブの由来・名前の意味は?

ヤニブは、2000年ごろからイスラエルの若い人の間で広まったゲームです。旅をするバックパッカーたちを通して、世界中で遊ばれるようになりました。

「ヤニブ(Yaniv)」は、ヘブライ語の男の人の名前です。「栄える」という意味があります。

ネパールにも、ほとんど同じルールのゲームがあり、「Dhumbal」「Jhyap」などと呼ばれています。

人数ごとのヤニブの遊び方

ヤニブは、2~5人で遊ぶのがちょうどいい人数です。

2人で遊ぶ場合も、同じルールで遊べます。相手の手札の枚数が少なくなったら、アサフに気をつけましょう。

3~5人で遊ぶと、アサフが起きやすくなって盛り上がります。6人以上で遊ぶ場合は、トランプを2組混ぜて使います。

当サイトのヤニブで選べる遊び方

当サイトのヤニブでは、コンピューターと対戦できます。ゲーム画面の右上の「オプションルール」で、以下を選べます。

  • 人数(2人~5人)
  • コンピューターの強さ(よわい・ふつう・つよい)
  • ヤニブを言える点(5点以下・7点以下)
  • 脱落の点(100点・200点)・終わり方(最後の1人まで・そこで終わり)
  • ちょうどで半分・アサフした人は0点・ジョーカー(2枚・なし)・すぐ出し

手札の上には、手札の合計が大きく出ます。「ヒント」で、おすすめの捨て方と理由も分かります。

ヤニブで勝つためのコツ

ヤニブで勝つためのコツを6つ紹介します。

  1. 点の高いカードから捨てる

    J・Q・K・10は1枚で10点です。手札に残すほど、他の人にヤニブを言われた時の点数が大きくなります。

  2. まとめて捨てられる形を作る

    同じ数字や続いた数字が揃えば、1回で多くの点を減らせます。例えば、8が2枚あれば、1回で16点減らせます。

  3. 捨て札の低いカードを取る

    A・2・3やジョーカーが捨て札にあれば、取りましょう。山札から引くと、高いカードが来ることもあります。

  4. 手札と同じ数字を取る

    手札と同じ数字が捨て札にあれば、取るのが有効です。次の番に、2枚まとめて捨てられます。

  5. 手札の枚数を見てヤニブを言う

    他の人の手札が1枚なら、アサフに注意しましょう。当サイトのコンピューター同士(4人・ふつう)で数えると、手札1枚の人がいる場面での宣言は約7割がアサフでした。全員が3枚以上なら約1割です。

  6. 他の人が取ったカードを覚える

    捨て札から取ったカードは、全員に見えています。低いカードを取った人は、合計が小さい可能性が高いので気をつけましょう。

ヤニブのよくある質問

ヤニブは何点以下で言える?
手札の合計が5点以下の時に言えるのが一般的です。7点以下で言えるルールもあります。
最初は何枚配る?
1人に5枚ずつ配ります。残りは山札にして、一番上の1枚を表にして捨て札にします。
アサフ(ヤニブ返し)とは?
ヤニブと言った人と同じか、より手札の合計が小さい人がいることです。ヤニブは失敗で、言った人は手札の合計に30点が足されます。
同じ点の時はどうなる?
ヤニブと言った人と同じ点の人がいたら、アサフになります。ヤニブと言った人の失敗です。
山札がなくなったら?
今捨てた組を残して、他の捨て札をよく混ぜ、新しい山札にします。
ヤニブは何人で遊べる?
2~5人で遊ぶのが一般的です。6人以上の場合は、トランプを2組混ぜて使います。
ヤニブに必勝法はある?
必ず勝てる方法はありません。点の高いカードから捨て、他の人の手札の枚数を見てヤニブを言うのが基本です。詳しくは、先ほど紹介した「ヤニブで勝つためのコツ」で解説しています。
ヤニブはアプリで遊べる?
当サイトのヤニブなら、ダウンロードなしでブラウザから無料で遊べます。他の人はコンピューターなので、1人でも遊べます。
2人で遊べるトランプゲームはほかにもある?
はい、たくさんあります。一緒に遊ぶ相手や1回の時間で選べるように、「2人でできるトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
3人で遊べるトランプゲームはほかにもある?
はい、たくさんあります。3人で遊ぶと面白いゲームを、「3人でできるトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
4人で遊べるトランプゲームはほかにもある?
はい、たくさんあります。4人で遊ぶと盛り上がるゲームを、「4人でできるトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
心理戦が楽しいトランプゲームはほかにもある?
はい、あります。ウソや駆け引きで読み合うゲームを、人数ごとに「心理戦が楽しいトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
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