ヤニブはどんなゲーム?
ヤニブ(Yaniv)は、手札の合計点を小さくして「ヤニブ」と宣言するトランプゲームです。自分の番にカードを捨てては1枚引き、手札の点を減らしていきます。
手札の合計が一番小さい人が、その回の勝ちです。
負けた人には、手札の合計が点数として加わります。点数が100点を超えた人から抜けていき、最後まで残った人が優勝です。
イスラエルで広まったゲームで、旅をする人たちを通して世界中で遊ばれるようになりました。ルールが簡単で、2~5人ですぐに遊べます。
ヤニブの使用カード
ヤニブで使うカードは以下の通りです。
- ジョーカー以外の52枚
- ジョーカー2枚
全部で54枚です。
6人以上で遊ぶ場合は、トランプを2組混ぜて使います。
ヤニブの点数の数え方
ヤニブのカードの点数は以下の通りです。
- A:1点
- 2~10:数字の通りの点
- J・Q・K:10点
- ジョーカー:0点
手札の点数は、全てのカードの点を足して数えます。マークは点数に関係ありません。
例えば、ハートのA・スペードの3・ジョーカーなら、1+3+0で4点です。
ヤニブのルール・遊び方
ヤニブのルール・遊び方を紹介します。
ヤニブの勝敗
最後まで残った人の勝ち。
1回ごとに、手札の合計が点数として加わっていきます。点数が100点を超えた人は脱落です。
200点を超えたら脱落にする遊び方もあります。100点ルールと200点ルールの違いで紹介しています。
①5枚ずつ配って1枚を表にする
カードをよく混ぜて、1人に5枚ずつ配ります。
残りのカードは裏向きのまま山札にし、一番上の1枚を表にして捨て札にします。
最初の人はじゃんけんなどで決めます。2回目からは、前の回で手札の合計が一番小さかった人から始めます。
②カードを捨ててから1枚引く
最初の人から、時計回りに順番が回ります。
自分の番には、手札からカードを捨ててから、1枚引きます。
1回に捨てられる枚数や組み合わせには、決まりがあります。③捨てられるのは3つの形で紹介しています。
例えば、ハートのKとスペードのKを捨て札に置いてから、山札の一番上を引きます。
先に捨ててから引きます。引いてから捨てるのではないので、気をつけましょう。
引くのはいつも1枚なので、まとめて捨てるほど手札が減っていきます。
③捨てられるのは3つの形
1回に捨てられるのは、以下のどれか1つです。
- 好きなカード1枚
- 同じ数字のカード2枚以上
- 同じマークで数字が続いたカード3枚以上
同じマークで続いた数字は、3枚以上で捨てられます。2枚だけでは捨てられません。
Aは1として数えるので、A・2・3は続いた数字です。Q・K・Aや、K・A・2は続いた数字になりません。
ジョーカーは、続いた数字の抜けた所に入れられます。例えば、スペードの4・ジョーカー・スペードの6は、4・5・6として捨てられます。
ジョーカーは2枚とも使えて、続いた数字の端に付けてもOKです。例えば、ハートの2・ジョーカー・ハートの4・ジョーカーは、2・3・4・5として捨てられます。
同じ数字の組にジョーカーを入れるのは、NGとするのが一般的です。
④引くのは山札か前の人の捨て札
引けるのは、山札の一番上か、前の人が捨てたカードの1枚です。
前の人が何枚か捨てた場合は、両端のどちらか1枚だけ取れます。真ん中のカードは取れません。
例えば、前の人がダイヤの3・4・5を捨てたら、取れるのはダイヤの3か5です。
前の人より前に捨てられたカードは、もう取れません。
山札がなくなった場合は、今捨てた組を残して、他の捨て札をよく混ぜて山札にします。
⑤合計5点以下なら「ヤニブ」
自分の番のはじめに、手札の合計が5点以下なら「ヤニブ」と言えます。
ヤニブと言ったら、全員が手札を見せて合計を比べます。言った人の合計が、他の全員より小さければ成功です。
同じか小さい人がいた場合は失敗で、⑥の「アサフ」になります。
例えば、左下の人はジョーカー・A・2の3点です。他の3人は8点・12点・25点なので、ヤニブ成功です。
ヤニブに成功した人は0点です。他の人は、自分の手札の合計が点数になります。
5点以下でも、ヤニブを言わずに続けてもOKです。捨てたあとでは言えないので、次の自分の番まで待ちます。
7点以下で言えるルールもあります。ローカルルールで紹介しています。
⑥同じか小さい人がいたら「アサフ」
ヤニブと言った人と同じか、より手札の合計が小さい人がいたら「アサフ」です。
アサフされた人は、手札の合計に30点が足されます。
例えば、左下の人が4点でヤニブと言い、右上の人が3点ならアサフです。左下の人は4+30で34点になります。
同じ点でもアサフになります。アサフした人も含めて、他の人は自分の手札の合計が点数になります。
アサフは、日本では「ヤニブ返し」とも呼ばれています。アサフ(Assaf)も、ヤニブと同じくヘブライ語の男の人の名前です。
⑦100点を超えたら脱落
1回ごとに点数を足していきます。点数が100点を超えた人は脱落です。
例えば、98点の人が5点を足すと103点になり、脱落します。
残った人で続けて、最後の1人になるまで遊びます。
⑧ちょうど100点なら50点に減る
点数がちょうど100点になったら50点に、ちょうど50点になったら25点に減ります。
例えば、95点の人が5点を足すと、ちょうど100点なので50点になります。
ちょうどの点で減るルールは、遊ぶ人によって違います。遊ぶ前に確認しておきましょう。
ヤニブを無料で遊ぶヤニブの100点ルールと200点ルールの違い
ヤニブには、脱落の点数を100点にする遊び方と、200点にする遊び方があります。違いは以下の通りです。(遊ぶ長さは4人の場合)
| 違い | 100点ルール | 200点ルール |
|---|---|---|
| 脱落する点 | 100点を | 200点を |
| 半分に減る点 | 50点・ | 100点・ |
| 遊ぶ長さの目安 | 10回前後 | 20回前後 |
| 調べた資料 | 日本語の | 英語の |
遊ぶ長さは、人数や遊び方、ちょうどの点で半分になる回数によって変わります。
100点ルールには、脱落せずに「誰かが100点を超えたら終わり」にする遊び方もあります。この場合は、点数の一番少ない人が優勝です。
ヤニブのローカルルール
ヤニブでよく遊ばれるローカルルールを紹介します。
7点以下でヤニブ
このローカルルールでは、手札の合計が7点以下で「ヤニブ」と言えます。
早くヤニブを言えるので、1回が短くなります。イスラエルでは、7点以下で遊ぶことも多いです。
アサフした人は0点
このローカルルールでは、アサフした人の点数を0点にします。
ヤニブと言った人と同じか、より小さい点を持っていると、さらに有利になります。
すぐ出し(スラップダウン)
このローカルルールでは、捨てたカードと同じ数字を山札から引いたら、そのカードもすぐに捨てられます。
例えば、スペードの7を捨てて、山札からハートの7を引いたら、ハートの7もすぐ出せます。
すぐ出して手札が0枚になったら、次の番に「ヤニブ」と言えます。
同じ数字の組はどれでも取れる
このローカルルールでは、前の人が同じ数字の組を捨てた場合、両端でなくてもどのカードでも取れます。
その他のローカルルール
その他にも、以下のようなローカルルールがあります。
- ヤニブに3回成功するごとに、点数から20点を引く
- 配る枚数を7枚にする
- J・Q・Kを11点・12点・13点として数える
- 同じ数字の組にジョーカーを入れてもOKにする
ヤニブの由来・名前の意味は?
ヤニブは、2000年ごろからイスラエルの若い人の間で広まったゲームです。旅をするバックパッカーたちを通して、世界中で遊ばれるようになりました。
「ヤニブ(Yaniv)」は、ヘブライ語の男の人の名前です。「栄える」という意味があります。
ネパールにも、ほとんど同じルールのゲームがあり、「Dhumbal」「Jhyap」などと呼ばれています。
人数ごとのヤニブの遊び方
ヤニブは、2~5人で遊ぶのがちょうどいい人数です。
2人で遊ぶ場合も、同じルールで遊べます。相手の手札の枚数が少なくなったら、アサフに気をつけましょう。
3~5人で遊ぶと、アサフが起きやすくなって盛り上がります。6人以上で遊ぶ場合は、トランプを2組混ぜて使います。
当サイトのヤニブで選べる遊び方
当サイトのヤニブでは、コンピューターと対戦できます。ゲーム画面の右上の「オプションルール」で、以下を選べます。
- 人数(2人~5人)
- コンピューターの強さ(よわい・ふつう・つよい)
- ヤニブを言える点(5点以下・7点以下)
- 脱落の点(100点・200点)・終わり方(最後の1人まで・そこで終わり)
- ちょうどで半分・アサフした人は0点・ジョーカー(2枚・なし)・すぐ出し
手札の上には、手札の合計が大きく出ます。「ヒント」で、おすすめの捨て方と理由も分かります。
ヤニブで勝つためのコツ
ヤニブで勝つためのコツを6つ紹介します。
- 点の高いカードから捨てる
J・Q・K・10は1枚で10点です。手札に残すほど、他の人にヤニブを言われた時の点数が大きくなります。
- まとめて捨てられる形を作る
同じ数字や続いた数字が揃えば、1回で多くの点を減らせます。例えば、8が2枚あれば、1回で16点減らせます。
- 捨て札の低いカードを取る
A・2・3やジョーカーが捨て札にあれば、取りましょう。山札から引くと、高いカードが来ることもあります。
- 手札と同じ数字を取る
手札と同じ数字が捨て札にあれば、取るのが有効です。次の番に、2枚まとめて捨てられます。
- 手札の枚数を見てヤニブを言う
他の人の手札が1枚なら、アサフに注意しましょう。当サイトのコンピューター同士(4人・ふつう)で数えると、手札1枚の人がいる場面での宣言は約7割がアサフでした。全員が3枚以上なら約1割です。
- 他の人が取ったカードを覚える
捨て札から取ったカードは、全員に見えています。低いカードを取った人は、合計が小さい可能性が高いので気をつけましょう。
ヤニブのよくある質問
- ヤニブは何点以下で言える?
- 手札の合計が5点以下の時に言えるのが一般的です。7点以下で言えるルールもあります。
- 最初は何枚配る?
- 1人に5枚ずつ配ります。残りは山札にして、一番上の1枚を表にして捨て札にします。
- アサフ(ヤニブ返し)とは?
- ヤニブと言った人と同じか、より手札の合計が小さい人がいることです。ヤニブは失敗で、言った人は手札の合計に30点が足されます。
- 同じ点の時はどうなる?
- ヤニブと言った人と同じ点の人がいたら、アサフになります。ヤニブと言った人の失敗です。
- 山札がなくなったら?
- 今捨てた組を残して、他の捨て札をよく混ぜ、新しい山札にします。
- ヤニブは何人で遊べる?
- 2~5人で遊ぶのが一般的です。6人以上の場合は、トランプを2組混ぜて使います。
- ヤニブに必勝法はある?
- 必ず勝てる方法はありません。点の高いカードから捨て、他の人の手札の枚数を見てヤニブを言うのが基本です。詳しくは、先ほど紹介した「ヤニブで勝つためのコツ」で解説しています。
- ヤニブはアプリで遊べる?
- 当サイトのヤニブなら、ダウンロードなしでブラウザから無料で遊べます。他の人はコンピューターなので、1人でも遊べます。
- 2人で遊べるトランプゲームはほかにもある?
- はい、たくさんあります。一緒に遊ぶ相手や1回の時間で選べるように、「2人でできるトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
- 3人で遊べるトランプゲームはほかにもある?
- はい、たくさんあります。3人で遊ぶと面白いゲームを、「3人でできるトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
- 4人で遊べるトランプゲームはほかにもある?
- はい、たくさんあります。4人で遊ぶと盛り上がるゲームを、「4人でできるトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
- 心理戦が楽しいトランプゲームはほかにもある?
- はい、あります。ウソや駆け引きで読み合うゲームを、人数ごとに「心理戦が楽しいトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。












