スパーはどんなゲーム?
スパー(Spar)は、ガーナで遊ばれているトランプゲームです。全員が1枚ずつカードを出し、最初のカードと同じマークで一番強いカードを出した人が、場のカードを取ります。この1回の勝負を「トリック」と言います。
5回のトリックのうち、最後のトリックを取った人だけが点をもらえます。
途中のトリックをいくつ取っても、点にはなりません。弱い6や7で最後を取ると高い点になるので、最後の1枚まで逆転があるのが面白いところです。
トリックを取り合うゲーム(トリックテイキング)の中でも決まりが少なく、初めての人にもおすすめです。
スパーの使用カード
スパーで使うカードは以下の通りです。
- 各マークの6・7・8・9・10・J・Q・K・A
- スペードのAは抜く
全部で35枚です。2~5とジョーカーは使いません。
カードの強さは、A>K>Q>J>10>9>8>7>6です。スペードはAを抜くので、Kが一番強くなります。
スペードのAを入れた36枚で遊ぶルールもあります。記事の後半で紹介しています。
スパーのルール・遊び方
3人で遊ぶ場合のルール・遊び方を紹介します。2人や4人でも、同じルールで遊べます。
スパーの勝敗
最後のトリックを取って点を集め、先に7点に届いた人の勝ち。
何点で勝ちにするかは、遊ぶ前に決めましょう。この記事では、7点で説明しています。
①1人5枚ずつ配る
親を1人決めます。親は、よく混ぜて1人5枚ずつ配ります。
残ったカードは使いません。裏向きのまま脇に置いておきます。
配る時は、3枚ずつ配ってから、2枚ずつ配るのが一般的です。
②親の左隣の人から1枚ずつ出す
最初のトリックは、親の左隣の人から、時計回りに1枚ずつ出します。
最初に出すカードは、どのカードでもOKです。最初に出されたカードを「台札」と言います。
③台札と同じマークを出す
あとの人は、台札と同じマークを持っていれば、必ずそのマークを出します。
同じマークを持っていない場合は、どのカードを出してもOKです。
例えば、台札がハートの9の場合、ハートを持っている人はハートを出します。
④台札のマークで一番強い人が取る
全員が出したら、台札と同じマークで、一番強いカードを出した人がトリックを取ります。
スパーには、切り札(どのマークにも勝つマーク)はありません。台札と違うマークのカードは、強くても勝てません。
例えば、下の画像では、ハートで一番強いKを出したBさんが取ります。
⑤取った人が次のトリックを始める
トリックを取った人が、次のトリックの最初のカードを出します。
取ったカードは点になりません。場のカードは脇によけて、次のトリックを始めます。
⑥最後のトリックを取った人に点が入る
5回のトリックで、全員の手札がなくなります。最後(5回目)のトリックを取った人だけが、点をもらえます。
点は、最後のトリックを取ったカードで決まります。
6で取ると3点、7で取ると2点、それ以外のカードで取ると1点です。
6は一番弱いカードなので、最後のトリックを取るのは簡単ではありません。6で取れるのは、自分から6を出して、他の全員がそのマークを持っていない時だけです。
例えば、Aさんは4回目のトリックをダイヤのAで取り、最後のトリックをクラブの6で始めます。BさんとCさんはクラブを持っていないので、Aさんが3点をもらえます。
最後のトリックで、同じマークを持つ人が残っていると、6は負けてしまいます。6を最後に残すかは、他の人が出したマークを見て決めましょう。
⑦勝った人が親になって配り直す
最後のトリックを取った人が次の親になり、カードを集めて配り直します。
誰かが決めた点に届くまで、①~⑥をくり返します。
スパーを無料で遊ぶスパーの5枚配りと7枚配りの違い
スパーには、5枚配りと7枚配りの遊び方があります。配る枚数による違いは以下の通りです。
| 違い | 5枚配り | 7枚配り |
|---|---|---|
| 配る | 5枚 | 7枚 |
| トリックの | 5回 | 7回 |
| 1回の | 短く | じっくり |
この記事では、35枚・5枚配りで説明しています。日本では、36枚・7枚配りで紹介されることもあります。
配る枚数と、スペードのAを入れるかどうかは、別々に決められます。どちらも、最後のトリックを取った人だけが点をもらえる決まりは同じです。
スパーのローカルルール
スパーでよく遊ばれるローカルルールを紹介します。
ダブル(最後の2回を続けて取る)
ダブルとは、最後の2回のトリックを同じ人が6か7で続けて取ると、2枚の点を足すルールです。
6と6なら6点、6と7なら5点、7と7なら4点です。
スペードのAを入れる
このローカルルールでは、スペードのAを抜かずに、36枚で遊びます。スペードもAが一番強くなります。
7枚ずつ配る
このローカルルールでは、1人7枚ずつ配り、7回のトリックで遊びます。最後(7回目)のトリックを取った人だけが点をもらえるのは同じです。
7枚ずつ配る場合は、人数は5人まで遊べます。
その他のローカルルール
その他にも、以下のようなローカルルールがあります。
- 手札が9以下のカードだけなら、配り直してもらえる
- 最後のトリックを取った人が、他の全員から点をもらう
- 点を決めずに、決めた回数だけ遊んで合計点で勝負する
- 反時計回りに出していく
スパーの由来は?
スパーは、西アフリカのガーナで遊ばれているトランプゲームです。近くの国にも、トーゴの『シパ』やニジェールの『アグラム』など、最後のトリックを取り合う似たゲームがあります。
北欧のゲーム『Femkort』に由来する可能性も指摘されていますが、詳しい伝わり方ははっきりしていません。
スパーで勝つためのコツ
スパーで勝つためのコツを5つ紹介します。
- 強いカードは後半まで残す
途中のトリックは取っても点になりません。強いカードは、最後のひとつ前や最後のトリックを取るために残しておきましょう。
- 最後のひとつ前のトリックを取る
最後のひとつ前のトリックを取ると、最後のトリックを自分から始められます。他の人が持っていないマークを最後に残せば、自分から出して取れます。
- 持っていないマークを覚える
台札と違うマークを出した人は、そのマークを持っていません。他の全員が持っていないマークの6なら、最後のトリックを自分から始めれば3点を取れます。
- 取れそうな6と7を最後に残す
他の人が持っていないマークの6や7は、最後に残す候補です。同じマークを持つ人が残っていると、6や7は負けてしまいます。
- 弱いカードから先に出す
勝てそうにないトリックでは、使い道の少ない弱いカードを出しましょう。6や7も、最後に取れそうになければ先に出してOKです。
当サイトのスパーで選べる遊び方
当サイトのスパーでは、コンピューターと対戦できます。ゲーム画面の右上の「オプションルール」で、以下を選べます。
- 人数(2人・3人・4人)
- コンピューターの強さ(よわい・ふつう・つよい)
- 何点先取(5点・7点・10点)
- 配る枚数(5枚・7枚)
- 点の数え方(6と7が高い・ダブルあり・いつも1点)
- スペードのA(抜く・入れる)
何回目のトリックかと、最後に取った時の点が、画面で分かります。「ヒント」で、おすすめの1枚と、最後のトリックを取れる見こみも分かります。
スパーのよくある質問
- スパーは何人で遊べる?
- 2~4人で遊ぶのが一般的で、3人が特におすすめです。1人5枚ずつなら、7人まで遊べます。
- 途中のトリックを取る意味はある?
- 点にはなりませんが、取った人は次のトリックの最初のカードを出せます。特に最後のひとつ前のトリックを取ると、最後のトリックを好きなカードで始められます。
- 6で最後のトリックを取るにはどうする?
- 最後のトリックを自分から6で始めて、他の全員がそのマークを持っていない時だけ取れます。最後のひとつ前のトリックを取って、残しておいた6を出しましょう。
- スーパートランプと同じゲーム?
- 違うゲームです。名前が似ていますが、スーパートランプは2人で遊ぶ別のトランプゲームです。スパーは、ガーナで遊ばれている最後のトリックを取り合うゲームです。
- スパーに必勝法はある?
- 必ず勝てる方法はありません。配られるカードの運もあるので、強いカードと6・7をどの順で使うかを考えるのが大切です。詳しくは、先ほど紹介した「スパーで勝つためのコツ」で解説しています。
- スパーはアプリで遊べる?
- 当サイトのスパーなら、ダウンロードなしでブラウザから無料で遊べます。相手はコンピューターなので、1人でも遊べます。
- 2人で遊べるトランプゲームはほかにもある?
- はい、たくさんあります。一緒に遊ぶ相手や1回の時間で選べるように、「2人でできるトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
- 3人で遊べるトランプゲームはほかにもある?
- はい、たくさんあります。3人で遊ぶと面白いゲームを、「3人でできるトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
- トリックテイキングのトランプゲームはほかにもある?
- はい、あります。初めてでも遊びやすいゲームから本格派まで、「トリックテイキングのトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。












