ナインティナインはどんなゲーム?
ナインティナイン(Ninety-Nine)は、3人で遊ぶトランプゲームです。手札から選んだ3枚のカードで、自分が取るトリックの数を予想します。
予想とぴったり同じ数のトリックを取ると、ボーナスがもらえます。
トリックとは、全員が1枚ずつカードを出して、一番強いカードを出した人が取る1回の勝負のことです。勝つだけでなく、予想より多く取らないように負けることも大事になります。
1967年に、イギリスのゲーム研究家デヴィッド・パーレットが考えました。このように、トリックを取り合うゲームを「トリックテイキング」と言います。
出したカードの数字を足していき、合計が99を超えたら負けになる『99』とは別のゲームです。
ナインティナインの使用カード
ナインティナインで使うカードは以下の通りです。
- 各マークの6・7・8・9・10・J・Q・K・A(36枚)
2~5とジョーカーは使いません。
カードの強さは、Aが一番強く、K・Q・J・10・9・8・7・6の順です。
ジョーカーを1枚入れて37枚で遊ぶ、元のルールもあります。記事の後半で紹介しています。
ナインティナインのルール・遊び方
ナインティナインのルール・遊び方を紹介します。
ナインティナインの勝敗
9回遊んで、合計点が一番多い人の勝ち。
点は、取ったトリックの数と、予想を当てたボーナスで決まります。1回の流れは、配る・予想する・9回のトリックを取り合う・点数を数える、の順です。
①1人12枚ずつ配る
36枚をよく混ぜて、1人12枚ずつ全部配ります。
配る人を「親」と言います。親は1回ごとに、左隣の人に交代します。
②3枚を伏せて取るトリックの数を予想する
全員が、手札から3枚を選んで、裏向きに自分の前に置きます。この3枚を「予想カード」と言います。
予想カードの3枚のマークの数を足した数が、自分が取るトリックの数の予想です。マークの数は以下の通りです。
カードの数字は関係なく、マークだけで決まります。例えば、クラブとハートとダイヤを置いたら、3+2+0で予想は5です。
予想は0~9のどれかになります。予想カードは最後まで使わないので、残りの9枚で遊びます。
マークの数は、マークの出っ張りの数で覚えられます。クラブは丸が3つ、ハートは山が2つ、スペードはとがった先が1つ、ダイヤは「0」の形です。
③デクレア・リビールするか決める
予想カードを置いたら、親の左隣の人から順に1回ずつ、「パス」「デクレア」「リビール」のどれかを言います。
デクレアとは、予想カードを表にして、予想の数をみんなに見せるルールです。リビールとは、予想カードに加えて、手札も全部表にして遊ぶルールです。
当てるとボーナスが増えますが、外すと相手にボーナスが入ります。デクレア・リビールできるのは、1回に1人だけです。
誰かがデクレアしたあとの人は、パスかリビールだけ言えます。リビールが出たら、そこで終わりです。
デクレア・リビールする人が決まったら、トリックを始める前に、その人の予想カード(リビールなら手札も)を表にします。
デクレアのあとに別の人がリビールした場合は、先にデクレアした人だけ、もう一度リビールかパスを言えます。考えたパーレット本人のルールでは、言い直しはできません。
④親の左隣の人から1枚ずつ出す
親の左隣の人から時計回りに、1人1枚ずつ手札を出します。最初に出されたカードを「台札」と言います。
台札と同じマークを持っている場合は、必ず同じマークを出します。
同じマークを持っていない場合は、どのカードを出してもOKです。
⑤一番強いカードを出した人がトリックを取る
3人が出したら、台札と同じマークで一番強いカードを出した人が、3枚を取ります。これで1トリックです。
ただし、切り札が出ている場合は、一番強い切り札を出した人が取ります。切り札とは、どのマークよりも強いマークのことです。
例えば、切り札がハートの時は、ハートの6でもダイヤのAに勝ちます。取った人が、次のトリックの最初のカードを出します。
⑥9トリックで1回が終わり点数を数える
9トリックで手札がなくなったら、1回が終わりです。取ったトリック1つにつき1点もらえます。
予想とぴったり同じ数を取った人には、ボーナスが入ります。ボーナスは、予想が当たった人数で変わります。
- 1人だけ当たり:30点
- 2人が当たり:20点ずつ
- 3人とも当たり:10点ずつ
デクレアは30点、リビールは60点のボーナスが、さらに入ります。
ただし、デクレア・リビールした人が外した場合は、その点が他の2人に入ります。外した人の点は減りません。
例えば、Aさんが予想3で3トリック、Bさんが予想2で4トリック、Cさんが予想2で2トリックの場合は以下の通りです。
予想が当たったのはAさんとCさんの2人なので、ボーナスは20点ずつです。Aさんは3点+20点で23点、Cさんは2点+20点で22点になります。
予想より多く取ったBさんも、取ったトリックの4点はもらえます。
⑦次の回の切り札は当たった人数で決まる
1回目は切り札なしで遊びます。2回目からは、前の回に予想が当たった人数で切り札が決まります。
当たった人数は、マークの数と同じ並びです。例えば、2人が当たったら、次の回の切り札はハートです。
親を左隣に交代して、①から同じ流れで9回遊びます。9回の合計点が一番多い人の勝ちです。
ナインティナインを無料で遊ぶナインティナインの名前の由来は?
名前の「ナインティナイン」は、英語で99のことです。1回で取れる一番大きい点が99点なので、この名前が付きました。
リビールして9トリック全部を予想通りに取り、1人だけ当たると、9点+30点+60点で99点になります。
ナインティナインの今のルールと元のルールの違い
ナインティナインには、今のルールと、ジョーカーを入れて遊ぶ元のルールがあります。違いは以下の通りです。
| 違い | 今のルール | 元のルール |
|---|---|---|
| 使う | 36枚 | 37枚 |
| 切り札の | 前の回に | 配って残った |
| 1回目の | なし | 残った1枚の |
元のルールでは、12枚ずつ配って残った1枚を表にして置き、そのマークを切り札にします。残った1枚が9かジョーカーの場合は、切り札なしです。
ジョーカーを持っている人は、ジョーカーを表にしたカードと同じカードとして使います。例えば、表にしたカードがクラブのQなら、ジョーカーはクラブのQです。
今のルールは、考えたパーレット本人が後から直したルールです。ゲームの研究家の多くが、今のルールを紹介しています。
ナインティナインのローカルルール
ナインティナインのローカルルールを紹介します。
デクレア・リビールなしで遊ぶ
このローカルルールでは、デクレア・リビールをしません。予想を当てるボーナスだけで点を競います。
初めて遊ぶ人がいる時は、このルールで始めるのがおすすめです。
1回目の切り札をダイヤにする
このローカルルールでは、1回目を切り札なしにせず、ダイヤを切り札にします。2回目からは、今のルールと同じく当たった人数で決めます。
100点で1ゲームにする
このローカルルールでは、回数を決めずに、誰かの合計が100点以上になった回で終わりにします。
100点以上になった人に、さらに100点のボーナスを足す遊び方もあります。何ゲームか遊んで、勝った数を競うこともできます。
4人で遊ぶ
このローカルルールでは、ジョーカーを除いた52枚を1人13枚ずつ配ります。予想カードは3枚で、残りの10枚で10トリックを取り合います。
ダイヤ3枚の予想は、0と10のどちらでも当たりです。ボーナスは、当たった人が1人なら30点、2人なら20点、3人なら10点で、4人とも当たったら0点です。
次の回の切り札は、3人の時と同じく当たった人数で決めます。4人とも当たった次の回は、切り札なしで遊びます。
その他のローカルルール
その他にも、以下のようなローカルルールがあります。
- 2人で遊ぶ時は、3人目の手札を表にして置き、2人が代わりに出す
- 5人で遊ぶ時は、11と12が入った60枚のトランプを使う
- 予想カードを置かず、最後に残った3枚で予想する
ナインティナインで勝つためのコツ
ナインティナインで勝つためのコツを5つ紹介します。
- 中くらいのカードを予想に使う
Aのように勝ちやすいカードと、6のように負けやすいカードは、手札に残すと数を合わせやすくなります。勝つか負けるか分からない中くらいのカードは、予想カードにしましょう。
- 予想カードでマークをなくす
予想カードで1つのマークを全部置くと、そのマークが台札の時に何でも出せます。取りたい時は切り札を出し、取りたくない時は切り札以外の強いカードを捨てられます。
- ぴったりになったら強いカードを捨てる
予想の数を取ったら、ここからは1トリックも取らないようにします。台札のマークがない時は、切り札以外の強いカードを捨てると、あとで取ってしまうのを防げます。
- 相手の予想を読む
相手が強いカードで取りにくるか、弱いカードで逃げるかを見ると、予想の数が分かってきます。あと1トリックで当たりそうな人に、わざと取らせるのも有効です。
- デクレアは数が決まった手で
デクレアすると、相手2人が予想を外させようとじゃまをします。確実に取れるカードと負けるカードがはっきりした手の時だけ、デクレアしましょう。
迷ったら、取れそうなトリックの数をそのまま予想しましょう。予想より1つ少なく取っても、多く取っても、ボーナスはもらえません。
当サイトのナインティナインで選べる遊び方
当サイトのナインティナインでは、コンピューター2人と対戦できます。ゲーム画面の右上の「オプションルール」で、以下を選べます。
- コンピューターの強さ(よわい・ふつう・つよい)
- 対戦の長さ(3回・9回・100点)
- 切り札の決め方(当たった人数・めくって決める)
- デクレア・リビールのあり・なし
- 1回目の切り札(なし・ダイヤ)
予想カードを選ぶと、予想の数がその場で分かります。「ヒント」で、おすすめの予想カードや出すカードと、その理由も分かります。
ナインティナインのよくある質問
- ナインティナインは何人で遊べる?
- 3人で遊ぶゲームです。4人・2人・5人で遊ぶルールもありますが、3人のルールが一番よく遊ばれています。
- 足し算の「99」とは違う?
- はい、別のゲームです。足し算の「99」は、出したカードの数字を足していき、合計が99を超えたら負けになるゲームです。この記事のナインティナインは、トリックの数を予想して当てるゲームです。
- 予想カードの数字は関係ある?
- 予想の数には関係ありません。マークだけで決まります。ただし、予想カードは遊ぶ時に使えないので、どの数字を置くかは勝ち負けに大きく関わります。
- 予想は0でもいい?
- はい、0でもOKです。ダイヤを3枚置くと予想は0になり、9トリックの中で1トリックも取らなければ当たりです。
- 予想より多く取ったらマイナスになる?
- マイナスにはなりません。取ったトリックは1つ1点もらえます。ただし、予想が外れるので、ボーナスはもらえません。
- 切り札がない回はどうなる?
- 台札と同じマークで、一番強いカードを出した人がトリックを取ります。他のマークのカードは、Aでも勝てません。
- ナインティナインはアプリで遊べる?
- 当サイトのナインティナインなら、ダウンロードなしでブラウザから無料で遊べます。相手はコンピューターなので、1人でも遊べます。
- 3人で遊べるトランプゲームはほかにもある?
- はい、たくさんあります。3人で遊ぶと面白いゲームを、「3人でできるトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
- トリックテイキングのトランプゲームはほかにもある?
- はい、あります。初めてでも遊びやすいゲームから本格派まで、「トリックテイキングのトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。












