ナポレオンはどんなゲーム?
ナポレオンは5人で遊ぶトランプゲームです。「ナポレオン軍」と「連合軍」に分かれて、絵札(A・K・Q・J・10)を取り合います。
一番強い宣言をした人が「ナポレオン」になり、味方の「副官」をカードで指名します。ナポレオンと副官の2人がナポレオン軍、残りの3人が連合軍です。
ナポレオン軍は、宣言した枚数以上の絵札を取れば勝ちです。
連合軍はそれを止めれば勝ちです。
副官が誰なのかは途中まで本人しか知りません。味方を探りながら戦うのが、ナポレオンの一番の面白さです。
1回の流れは「配る → 宣言 → 副官を決める → 交換 → カードを出し合う」です。決まりは少し多めですが、1回遊ぶと流れがつかめます。
ナポレオンには公式ルールがなく、遊ぶ人によって決まりが少しずつ違います。この記事では、5人でジョーカーを1枚入れて遊ぶルールを紹介します。違いが出やすい所はローカルルールで紹介しています。
ナポレオンの使用カード
ナポレオンで使うカードは以下の通りです。
- ジョーカー以外の52枚(♠♥♦♣のA~K)
- ジョーカー1枚
ジョーカーを入れない52枚で遊ぶローカルルールもあります。記事の後半で紹介しています。
ナポレオンで数えるのは取った絵札の枚数だけです。
絵札はA・K・Q・J・10の20枚です。
J・Q・Kだけでなく、Aと10も絵札に入ります。ジョーカーは絵札ではありません。
ナポレオンのルール・遊び方
ナポレオンのルール・遊び方を紹介します。
ナポレオンの勝敗
ナポレオンと副官で、宣言した枚数以上の絵札を取ればナポレオン軍の勝ち。
1枚でも足りなければ連合軍の勝ちです。
何回か続けて遊ぶ場合は、回ごとに点数をつけて、合計点が一番高い人の勝ちです。
①10枚ずつ配る
カードをよく混ぜて、1人に10枚ずつ配ります。
残った3枚は裏向きのまま真ん中に置きます。この3枚を「場札」と言います。
最初に宣言する人はじゃんけんなどで決めます。2回目からは時計回りに1人ずつ交代します。
②切り札と枚数を宣言する
カードが配られたら、ナポレオンになりたい人が宣言をします。宣言では、切り札にするマークと、ナポレオン軍で取る絵札の枚数を言います。
例えば、ハートを切り札にして13枚取りたい場合は、「ハートで13枚」と宣言します。
切り札とは、その回だけ他のマークより強くなるマークのことです。
枚数はナポレオンと副官の2人で取る絵札の合計です。13~20枚の中から選びます。
宣言は最初の人から時計回りに進み、1人ずつ宣言するかパスするかを選びます。
③一番強い宣言をした人がナポレオン
後から宣言する人は、それまでのどの宣言よりも強い宣言をします。
誰かの宣言の後、他の4人が続けてパスしたら、その人がナポレオンです。
宣言したマークがその回の切り札になります。
宣言の強さは以下の通りです。
- 枚数が多い宣言の方が強い
- 同じ枚数なら、スペード・ハート・ダイヤ・クラブの順に強い
- 一番強い宣言は「スペードで20枚」
例えば、「クラブで13枚」の後は、「ダイヤで13枚」や「クラブで14枚」と宣言できます。
マークの強さを比べるのは宣言の時だけです。カードを出し合う時には関係ありません。
一度パスした人も、次に番が来たら宣言できます。
5人とも宣言しないまま1周した場合は、カードを配り直します。配り直しても、最初に宣言する人は変わりません。
④指名したカードを持つ人が副官
ナポレオンは、人ではなくカードを1枚指名して、味方の副官を決めます。指名されたカードを持っている人が副官です。
例えば、「スペードのA」と指名した場合は、スペードのAを持っている人が副官になります。
そのカードが場に出るまで、誰が副官かは本人しか知りません。ナポレオンにも分からないまま、勝負が進みます。
副官は自分が副官だと名乗ってはいけません。
指名は場札を見る前にします。マイティ(スペードのA)など、自分が持っていない強いカードを指名するのが一般的です。(ジョーカーでもOK)
指名したカードが場札の中にあった場合は、副官はいません。ナポレオン1人と連合軍4人の勝負になります。
ナポレオンは場札を取った時に気づきますが、他の人には知らせません。
自分の手札にあるカードを指名して、わざと1人で戦うこともできます。副官なしで戦うことを「1人立ち」と言います。
⑤場札を取って同じ枚数を捨てる
ナポレオンは、場札の3枚を全て手札に入れて、いらないカードを3枚捨てます。
手札は一度13枚になり、3枚捨てて10枚に戻します。
捨てたカードはその回ではもう使いません。
絵札を捨てる時は表向きにして全員に見せます。絵札でないカードは裏向きのまま捨てます。
捨てた絵札はどちらの軍の枚数にも入りません。
例えば、絵札を1枚捨てると、ナポレオン軍が取れる絵札は最高でも19枚です。20枚を宣言していた場合は、捨てた時点で宣言に届かなくなります。
⑥台札と同じマークを出す
ナポレオンから時計回りに、1人1枚ずつカードを出していきます。5人が1枚ずつ出したら1巡です。
巡の最初に出したカードを「台札」と言います。最初の人はどのカードを出してもOKです。
後の人は、台札と同じマークのカードを持っていれば、必ずそのマークを出します。
例えば、台札がハートの場合は、手札のハートの中から1枚を出します。
台札のマークを持っていない場合は、切り札でも、どのカードでも出せます。同じマークを持っているのに、切り札を出すことはできません。
ジョーカーだけは、台札のマークを持っていても、いつでも出せます。ジョーカーの強さは次の章で紹介しています。
⑦一番強いカードを出した人が絵札を取る
5人が出し終わったら、一番強いカードを出した人が、その巡に出た5枚を全て取ります。
取ったカードのうち、数えるのは絵札だけです。
カードの強さの基本は以下の2つです。
- 切り札が出ていれば、一番大きい切り札が一番強い
- 切り札が出ていなければ、台札と同じマークで一番大きいカードが一番強い
数字の強さは「A>K>Q>J>10>…>2」です。
例えば、切り札がハートの回で、ダイヤのKが台札だったとします。ダイヤを持っていない人がハートの3を出せば、ダイヤのAが出ていても、ハートの3が一番強くなります。
ハートの3を出した人は、ダイヤのK・A・10の絵札3枚を取ります。
台札とも切り札とも違うマークのカードは、数字が大きくても、その巡のカードは取れません。絵札が1枚も出ていない巡は、取っても0枚です。
カードを取った人が、次の巡の最初のカードを出します。これを10巡続けると、全員の手札がなくなります。
スペードのAやジョーカーなど、切り札よりも強いカードもあります。次の章で紹介しています。
⑧宣言に届けばナポレオン軍の勝ち
10巡が終わったら、ナポレオンと副官が取った絵札を合わせて数えます。
宣言した枚数以上ならナポレオン軍の勝ち、1枚でも足りなければ連合軍の勝ちです。
例えば、13枚の宣言で、ナポレオンが8枚・副官が5枚取ったとします。合わせて13枚なので、ナポレオン軍の勝ちです。
合わせて12枚なら1枚足りないので、連合軍の勝ちです。ナポレオン軍の方が多く取っていても、宣言に届かなければ負けになります。
副官が正体を明かす前に取った絵札も、ナポレオン軍の枚数に入ります。
⑨勝った軍はプラス点・負けた軍はマイナス点
何回か続けて遊ぶ場合は、1回ごとに点数をつけます。
勝った軍の人はプラス点、負けた軍の人はマイナス点です。
点数は以下の通りです。
| 役 | ナポレオン軍 | 連合軍 |
|---|---|---|
| ナポレオン | +2点 | −2点 |
| 副官 | +1点 | −1点 |
| 連合軍 | −1点 | +1点 |
| 副官なしの | +4点 | −4点 |
全員の点を足すと、いつも0になります。例えば、ナポレオン軍が勝つと、ナポレオン+2点・副官+1点・連合軍の3人が−1点ずつです。
副官がいない回は、ナポレオンの点が+4点か−4点になります。連合軍の4人は、副官がいる回と同じで、1人ずつ−1点か+1点です。
宣言が20枚の回は全員の点数が2倍になります。
最初に決めた回数を遊んだら、合計点が一番高い人の勝ちです。
ナポレオンを無料で遊ぶナポレオンのカードの強さ
ナポレオンには、切り札よりも強い特別なカードがあります。
カードの強い順は以下の通りです。
| 強い順 | どのカードか |
|---|---|
| よろめき | マイティと同じ巡のハートのQ |
| マイティ | スペードのA |
| ジョーカー | 巡の最初に出した時 |
| 正ジャック | 切り札のJ |
| 裏ジャック | 切り札と同じ色の別のマークのJ |
| セイム2 | 5枚とも同じマークの時の2 |
| 切り札 | A・K・Q・10・9…2 |
| 台札のマーク | A・K・Q・J・10…2 |
出ているカードの中で、一番上の行に当てはまるカードの勝ちです。
この強さは1巡目から最後の巡まで変わりません。ただし、セイム2だけは1巡目に成立しません。
例えば、切り札がハートの場合は、「マイティ>ジョーカー>ハートのJ>ダイヤのJ>ハートのA…」の順です。
このうち、マイティ・正ジャック・裏ジャックの3枚を「役札」と呼びます。
セイム2・よろめき・ジョーカー請求は、入れずに遊ぶこともあります。どれも広く遊ばれている決まりなので、この記事のルールに入れています。
マイティ(スペードのA)
マイティとは、スペードのAのことです。「オールマイティ」とも呼ばれます。
マイティは切り札がどのマークでも一番強いカードです。
マイティに勝てるのは、後で紹介する「よろめき」のハートのQだけです。
マイティは役札ですが、スペードのカードとして出します。
例えば、ハートが台札の時に手札にハートがある場合は、マイティは出せません。スペードが台札で、手札のスペードがマイティだけの場合は、マイティを出します。(ジョーカーでもOK)
正ジャックと裏ジャック
正ジャック(せいジャック)とは、切り札のJのことです。役札の中で、マイティの次に強いカードです。
裏ジャックとは、切り札と同じ色の、もう1つのマークのJのことです。
例えば、切り札がハートの場合は、同じ赤のダイヤのJが裏ジャックです。正ジャックの次に強くなります。
切り札ごとの正ジャックと裏ジャックは以下の通りです。
| 切り札 | 正ジャック | 裏ジャック |
|---|---|---|
| ♠ スペード | ♠のJ | ♣のJ |
| ♥ ハート | ♥のJ | ♦のJ |
| ♦ ダイヤ | ♦のJ | ♥のJ |
| ♣ クラブ | ♣のJ | ♠のJ |
正ジャックも裏ジャックも、切り札のAより強いカードです。切り札の中では、正ジャックの次にA・K・Q・10・9…2の順です。
裏ジャックも、カードに書かれたマークのカードとして出します。
例えば、切り札がハートの場合は、ダイヤのJはダイヤのカードです。ダイヤが台札で他にダイヤがない場合は、ダイヤのJを出します。(ジョーカーでもOK)
ジョーカーと切り札請求
ジョーカーは、台札のマークに関係なく、いつでも出せるカードです。強さは出す順番で大きく変わります。
巡の最初に出したジョーカーは、マイティの次に強いカードです。
後から出したジョーカーは一番弱く、どのカードにも勝てません。
その代わり、絵札を守るために使えます。台札のマークのカードが絵札しかない場合も、ジョーカーを出せば絵札を渡さずに済みます。
切り札請求とは、ジョーカーを巡の最初に出すと、他の人は切り札を出さなければならないというルールです。切り札を持っていない人は、どのカードを出してもOKです。
例えば、切り札がダイヤの回に、巡の最初にジョーカーを出したとします。他の4人はダイヤを持っていればダイヤを出します。
マイティが出なければ、ジョーカーを出した人の勝ちです。
切り札請求の時も、マイティはスペードのカードです。出せるのは、切り札がスペードの場合か、切り札を持っていない場合だけです。
ジョーカー請求(クラブの3)
ジョーカー請求とは、クラブの3でジョーカーを出させるルールです。
クラブの3を巡の最初に出すと、ジョーカーを持っている人は必ずジョーカーを出します。
クラブを持っていても、ジョーカーを出さなければなりません。
請求されて出したジョーカーは後から出したことになるので、一番弱いカードです。他の人は普通にクラブを出します。
例えば、ナポレオンがジョーカーを持っていそうな時に、連合軍の人がクラブの3を最初に出します。強いジョーカーを勝てない形で使わせることができます。
ジョーカーがもう場に出た後は、クラブの3を最初に出しても請求になりません。普通のクラブの3です。
ジョーカーが交換で捨てられた場合や、クラブの3を出した人が持っている場合は、ジョーカーを出せる人がいません。この場合は、普通のクラブの3と同じように進みます。
セイム2(セイムツー)
セイム2とは、1つの巡に出た5枚が全て同じマークの場合は、その中の2が一番強くなるというルールです。
例えば、2巡目以降にダイヤのK・7・A・2・10が出た巡は、ダイヤの2が一番強くなります。ダイヤの2を出した人が、K・A・10の絵札3枚を取ります。
セイム2には以下の決まりがあります。
- 成立するのは2巡目から(1巡目は成立しない)
- 違うマークやジョーカーが1枚でも混じると、成立しない
- マイティ・正ジャック・裏ジャックが出ていたら、役札の勝ち
- 切り札のマークでも成立する
普段は一番弱い2が、AやKに勝てるルールです。手札の2はここぞという巡まで取っておきましょう。
よろめき(ハートのQ)
よろめきとは、マイティとハートのQが同じ巡に出たら、ハートのQが勝つというルールです。
ハートのQはマイティに勝てるただ1枚のカードです。
例えば、スペードが台札の巡でマイティが出たとします。スペードを持っていない人がハートのQを出せば、その人がこの巡のカードを取ります。
出す順番はどちらが先でもOKです。
マイティが出ていない巡では、ハートのQは普通のハートのカードです。同じマークを出す決まりにも、そのまま従います。
人数ごとのナポレオンの遊び方
ナポレオンは5人で遊ぶのが一般的ですが、4人や6人でも遊べます。
人数ごとの配る枚数は以下の通りです。
| 人数 | 手札 | 場札 | 巡の数 |
|---|---|---|---|
| 4人 | 12枚 | 5枚 | 12巡 |
| 5人 | 10枚 | 3枚 | 10巡 |
| 6人 | 8枚 | 5枚 | 8巡 |
表はジョーカーを入れた53枚で遊ぶ場合の枚数です。ジョーカーを入れない場合は、どの人数でも場札が1枚少なくなります。
進め方とカードの強さは5人の時と同じです。ただし、セイム2は、その巡に出た全員のカード(4人なら4枚・6人なら6枚)が同じマークの時に成立します。
この記事の点数の表は5人で遊ぶ場合のものです。人数を変える場合は、全員の点の合計が0になるように点数を決め直します。
4人で遊ぶ場合
ナポレオン軍2人と連合軍2人に分かれて戦います。
交換できる枚数が多く、連合軍も2人だけなので、ナポレオン軍が有利になります。
例えば、ナポレオン軍が勝った場合は、ナポレオン+3点・副官+1点・連合軍−2点ずつにする遊び方があります。負けた場合は、プラスとマイナスが逆です。
6人で遊ぶ場合
ナポレオン軍2人と連合軍4人に分かれて戦います。
例えば、ナポレオン軍が勝った場合は、ナポレオン+3点・副官+1点・連合軍−1点ずつにすると、合計が0になります。負けた場合は、プラスとマイナスが逆です。
3人で遊ぶ場合
3人で遊ぶ決まりは、はっきりしていません。
簡単な遊び方の1つは、副官を決めずに、ナポレオン1人と残りの2人で戦う方法です。1人に16枚ずつ配り、場札は5枚です。
2人で遊ぶ一般的な決まりはありません。
ナポレオンのローカルルール
ナポレオンには公式ルールがなく、遊ぶ人や地域によって決まりが少しずつ違います。
違いが出やすい所は以下の通りです。
| 違い | この記事の | よくある |
|---|---|---|
| 最低の | 13枚 | 11枚・12枚 |
| ジョーカー | 入れる | 入れない |
| 最初に出した | マイティの | マイティにも |
| 1巡目の役札 | 他の巡と | 1巡目だけ |
| 1巡目の | 成立しない | 成立する |
| 20枚全て | ナポレオン軍 | ナポレオン軍 |
| 5人ともパス | 配り直す | マイティの人が |
| 捨てた絵札 | どちらの軍にも | 1巡目で |
遊ぶ前に、どのルールで遊ぶかを決めておきましょう。
ナポレオンでメジャーなローカルルールを6つ紹介します。
20枚取ると負け
このローカルルールでは、ナポレオン軍が絵札を20枚全て取ると負けになります。
点数は普通の負けと同じです。ただし、20枚を宣言していた場合は勝ちです。
ナポレオン軍は、宣言に届いた後も、絵札の取りすぎに注意しなければなりません。
最低の宣言枚数を減らす
このローカルルールは、宣言できる一番少ない枚数を13枚から12枚や11枚に減らします。
少なくするほど、ナポレオン軍が勝ちやすくなります。慣れないうちは12枚から始めるのもおすすめです。
ジョーカーなし
ジョーカーなしとは、ジョーカーを入れない52枚で遊ぶルールです。
場札は2枚になり、切り札請求とジョーカー請求もなくなります。
最初に出したジョーカーが一番強い
このローカルルールでは、巡の最初に出したジョーカーがマイティよりも強くなります。
ジョーカーの強さは特に分かれる所です。役札3枚の次にするルールや、いつ出しても一番弱いとするルールもあります。
捨てた絵札は1巡目で取った人のもの
このローカルルールでは、ナポレオンが交換で捨てた絵札は、1巡目のカードを取った人がもらいます。
ナポレオン軍が1巡目のカードを取ると、捨てた絵札もナポレオン軍の枚数に入ります。
捨てた絵札を連合軍のものにするルールもあります。勝ち負けはナポレオン軍の枚数だけで決まるので、この記事のルールと結果は同じです。
宣言の枚数で点数を増やす
このローカルルールは、宣言した枚数が多いほど、点数を大きくします。
例えば、最低の枚数より1枚多い宣言なら2倍、2枚多いなら3倍です。
この記事のルールでは、宣言が20枚の場合だけ点数を2倍にします。
その他のローカルルール
他にも、以下のようなローカルルールがあります。
- 切り札なしの宣言:切り札を決めずに宣言する(同じ枚数なら、スペードの宣言より強い)
- 一度パスしたら降りる:パスした人は、その回の宣言にもう参加できない
- 副官の指名を交換の後にする:場札を見てから指名するので、知らないうちに副官なしになることがない
- ジョーカーでマークを指定する:最初に出したジョーカーで、切り札ではなく好きなマークを出させる
- よろめき返し:よろめきが成立した巡にハートのKが出ると、ハートのKが勝つ
- セイム2を強くする:ジョーカーが混じっても成立させる・裏ジャックより強くする
ナポレオンの用語
ナポレオンでよく使う言葉は以下の通りです。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ナポレオン | 一番強い宣言をした人。副官と組んで、宣言した枚数以上の絵札を目指します。 |
| 副官 | ナポレオンの味方。指名されたカードを持っている人です。 |
| ナポレオン軍 | ナポレオンと副官の2人。 |
| 連合軍 | ナポレオン軍ではない残りの人。5人なら3人(副官がいない場合は4人)です。 |
| 宣言 | 切り札のマークと、取る絵札の枚数を言うこと。「競り」「立候補」とも言います。 |
| 切り札 | ナポレオンが宣言したマーク。他のマークより強くなります。 |
| 絵札 | A・K・Q・J・10の20枚。取った枚数を数えます。 |
| 場札 | 配らずに真ん中に裏向きで置いておく3枚(ジョーカーなしなら2枚)。ナポレオンが手札と交換します。 |
| 台札 | 巡の最初に出したカード。 |
| 巡 | 全員が1枚ずつ出す1回分のこと。「トリック」とも言います。 |
| 役札 | マイティ・正ジャック・裏ジャックの3枚。 |
| マイティ | スペードのA。一番強いカードで、「オールマイティ」とも言います。 |
| 正ジャック | 切り札のJ。 |
| 裏ジャック | 切り札と同じ色の、もう1つのマークのJ。 |
| セイム2(セイムツー) | 2巡目から、役札が出ていない巡で5枚とも同じマークなら、2が一番強くなる決まり。 |
| よろめき | ハートのQが、同じ巡に出たマイティに勝つ決まり。 |
| 切り札請求 | ジョーカーを巡の最初に出して、切り札を出させること。 |
| ジョーカー請求 | クラブの3を巡の最初に出して、ジョーカーを出させること。 |
| 1人立ち | 副官なしで、ナポレオン1人で戦うこと。 |
ナポレオンで勝つためのコツ
ナポレオンで勝つためのコツを6つ紹介します。
- 切り札4枚と役札で宣言する
同じマークが4枚以上あり、役札を1枚は持っている場合が宣言の目安です。そのマークを切り札にして、13枚を宣言してみましょう。
- 副官には強いカードを指名する
指名するカードは、マイティ・裏ジャック・正ジャック・切り札のA・K・Qの順に、自分が持っていないものを選びましょう。ジョーカーは、副官が巡の最初に出さないと勝てないので、その後にします。
- ナポレオンは切り札から出す
切り札を強い順に出して、連合軍の切り札を先に使わせましょう。連合軍の切り札がなくなれば、他のマークのAやKで絵札を集めやすくなります。
- 副官はナポレオンに絵札を渡す
ナポレオンがカードを取りそうな巡には、10などの絵札を出して渡しましょう。まだ後に出す人がいる場合は、もっと強いカードで取られることもあります。
- 連合軍は絵札を味方に渡す
ナポレオンが取りそうな巡には絵札を出さず、味方と分かっている人が取りそうな巡に出しましょう。副官が分からないうちは、巡の最後に出す番で取れるなら、自分で取るのが安全です。
- 連合軍は副官のマークから出す
副官のカードがスペードのAなら、巡の最初にスペードを出してみましょう。スペードが続くと、副官はスペードのAを出すしかなくなります。
当サイトのナポレオンで選べる遊び方
当サイトのナポレオンでは、コンピューター4人と対戦できます。ゲーム画面の右上の「オプションルール」で、以下を選べます。
- コンピューターの強さ(よわい・ふつう・つよい)
- 回戦数(3回戦・5回戦・10回戦)
- コンピューターの速さ(ゆっくり・ふつう・はやい)
- ジョーカー・セイム2・よろめき・ジョーカー請求(オン・オフ)
- 最低の宣言枚数(11枚・12枚・13枚)
- 20枚取ると負け(オン・オフ)
最初の設定はこの記事で紹介したルールと同じです。「20枚取ると負け」だけがオフで、他のルールは全てオンです。
「ふつう」のコンピューターは出たカードを覚えていて、「つよい」は先の展開まで読んで出します。対戦は決めた回戦数だけ続けて遊び、合計点で1位から5位までの順位が決まります。
他にも、以下のような手助けがあります。
- 「ヒント」で、宣言・副官の指名・交換・出すカードのおすすめと理由が分かる
- 出せないカードは暗くなるので、決まりを覚えきれていなくても遊べる
- 役札で取った時は、「マイティ」などの短い知らせが出る(同じ種類の3回目からは、取ったカードに小さな札だけ)
- 「記録」で、今の切り札での役札の早見表を見られる
- 勝ち負けが先に決まった回は、「結果まで早送り」で残りを飛ばせる
- 成績はナポレオン・副官・連合軍の役ごとに記録される
「ジョーカー請求」の知らせは、ジョーカーが捨てられた場合や、クラブの3を出した人が持っている場合も出ます。ジョーカーのありかが分からないようにするためです。自分がジョーカーを持ってクラブの3を出した時だけは出ません。
ナポレオンのよくある質問
- ナポレオンは何人でできる?
- 5人で遊ぶのが一般的です。4人や6人でも遊べますが、配る枚数が変わります。詳しくは、先ほど紹介した「人数ごとのナポレオンの遊び方」で解説しています。
- 4人でもできる?
- できます。1人に12枚ずつ配り、場札は5枚(ジョーカーなしなら4枚)です。ナポレオン軍2人と連合軍2人に分かれます。点数は全員の合計が0になるように決め直します。
- 3人でもできる?
- できますが、決まりははっきりしていません。簡単な遊び方の1つは、副官を決めずに、ナポレオン1人と残りの2人で戦う方法です。1人に16枚ずつ配り、場札は5枚です。
- 絵札は何枚ある?
- 20枚です。A・K・Q・J・10の5種類が、4つのマークに1枚ずつあります。J・Q・Kだけでなく、Aと10も絵札に数えます。
- 一番強いカードは何?
- スペードのA(マイティ)です。次に強いのは、巡の最初に出したジョーカー・正ジャック・裏ジャックの順です。よろめきのルールでは、同じ巡に出たハートのQだけがマイティに勝てます。
- 副官はどうやって決める?
- ナポレオンがカードを1枚指名し、そのカードを持っている人が副官になります。誰が副官かは、そのカードが場に出るまで本人しか知りません。指名したカードが場札にあった場合は、副官なしになります。
- セイム2(セイムツー)とは何?
- 1つの巡に出た5枚が全て同じマークの時に、2が一番強くなるルールです。2巡目から成立します。マイティ・正ジャック・裏ジャックが出ている場合は、役札の勝ちです。
- よろめきとは何?
- マイティとハートのQが同じ巡に出た時に、ハートのQが勝つルールです。マイティが出ていない巡では、ハートのQは普通のカードです。
- ジョーカーはどのくらい強い?
- 出す順番で変わります。巡の最初に出すとマイティの次に強く、他の人に切り札を出させる「切り札請求」になります。後から出すと一番弱いカードです。
- ナポレオンは無料で遊べる?
- 当サイトのナポレオンなら、無料で遊べます。登録もダウンロードもいりません。他の4人はコンピューターなので、1人でも遊べます。
- 大人数で遊べるトランプゲームはほかにもある?
- はい、たくさんあります。5人以上のみんなで盛り上がれるゲームを、「大人数でできるトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
- トリックテイキングのトランプゲームはほかにもある?
- はい、あります。初めてでも遊びやすいゲームから本格派まで、「トリックテイキングのトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
- 心理戦が楽しいトランプゲームはほかにもある?
- はい、あります。ウソや駆け引きで読み合うゲームを、人数ごとに「心理戦が楽しいトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。












