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百人一首のルール・遊び方|ちらし取り・源平戦・競技かるた

百人一首のルール・遊び方。読み札と、下の句をひらがなで書いた取り札の絵

かるた遊び『百人一首(ひゃくにんいっしゅ)』のルール・遊び方を紹介します。基本の「ちらし取り」のほかに、「源平戦」「競技かるた」「坊主めくり」の遊び方も解説しています。

プレイ人数
2人以上(ほかに読む人が1人)
ジャンル
かるた
難易度
★★☆ ふつう
使うもの
読み札100枚と取り札100枚
遊び方
競技かるた・ちらし取り・源平戦など
百人一首を無料で遊ぶ

百人一首はどんな遊び?

百人一首は、100人の歌人の和歌を1首ずつ集めたものです。この和歌を書いた札で遊ぶのが「百人一首かるた」です。

読む人が歌の上の句を読み、その歌の下の句が書かれた札を早く取った人の勝ち。

読む人が「あきのたの」と読み、まわりの人が「わかころもては」の取り札を探している絵

上の句を聞いて、すぐに下の句が浮かぶように覚えておくのがポイントです。お正月の遊びとしておなじみで、学校の百人一首大会でもよく遊ばれます。

百人一首で使う札

百人一首で使う札は以下の通りです。

  • 読み札100枚(歌人の絵と、和歌の全部が書いてある)
  • 取り札100枚(下の句だけが、ひらがなで書いてある)
読み札(天智天皇の歌「秋の田の…」)と、取り札(わかころもては つゆにぬれつつ)を並べた絵

和歌の前半の五・七・五を「上の句」、後半の七・七を「下の句」と言います。例えば、「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ」が上の句、「わが衣手は 露にぬれつつ」が下の句です。

読み札は読む人が使い、取る人は取り札だけを使います。取り札には、濁点(゛)が付いていません。

例えば、「わがころもでは」は、取り札に「わかころもては」と書いてあります。

百人一首の遊び方の種類

百人一首でよく遊ばれる遊び方は、以下の通りです。

違いちらし取り源平戦競技かるた
人数2人以上2組1対1
取り札100枚50枚ずつ25枚ずつ
並べ方真ん中に散らす組の前に3段自分の前に3段
勝ち多く取った人先に札をなくした組先に札をなくした人

初めての人は、ルールが一番簡単な「ちらし取り」から始めましょう。読み札の絵だけで遊ぶ「坊主めくり」は、歌を覚えていない小さな子どもでも楽しめます。

百人一首のルール・遊び方(ちらし取り)

基本の遊び方「ちらし取り」のルールを紹介します。

ちらし取りの勝敗

取った札が一番多い人の勝ち。

①読む人を1人決める

歌を読む人(読み手)を1人決めます。

読み手は札を取りません。取る人は、2人以上なら何人でもOKです。

②取り札を真ん中に散らす

取り札を全部、字が見えるように表向きにして、みんなの真ん中に散らして並べます。

4人の真ん中に、取り札がばらばらの向きで散らばっている絵

札の向きはばらばらでOKです。取る人は札を囲んで座ります。

③読み手が上の句から読む

読み手は読み札をよく混ぜ、上から1枚ずつ、上の句から読み上げます。

読み手が読み札を持って「むらさめの…」と読んでいる絵

上の句を読み終えたら、続けて下の句も読みます。下の句は、2回くり返して読むのが一般的です。

④読まれた歌の取り札を取る

読まれた歌の取り札を見つけたら、手で押さえて取ります。

「むらさめの」と読まれ、1人が「きりたちのほる あきのゆふくれ」の札を手で押さえて取った絵

例えば、「むらさめの」と読まれたら、「きりたちのほる あきのゆふくれ」の札を取ります。取った札は、自分の前に置いておきます。

⑤違う札を取るとお手つき

読まれた歌と違う札に触ってしまうことを「お手つき」と言います。

違う札に触った人に×の印と「お手つき」の吹き出し。次の1首は休み

お手つきをした人は、次の1首を休むのが一般的です。取った札を1枚、場に戻すというルールもあります。

お手つきの罰は、地域や家庭によって違います。遊ぶ前に決めておきましょう。

⑥札がなくなったら数える

取り札がなくなったら、それぞれが取った札の枚数を数えます。

4人がそれぞれ取った札の山を数え、一番多い人が勝ちになった絵

一番多く取った人の勝ちです。何回か遊ぶ時は、合計の枚数でくらべてもOKです。

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源平戦のルール

源平戦(げんぺいせん)は、2組に分かれて取り合う遊び方です。源平合戦とも言います。

源平戦の勝敗

自分の組の前の札が、先に全部なくなった組の勝ち。

①2組に分かれて50枚ずつ並べる

2組に分かれ、取り札を50枚ずつ、自分の組の前に3段に並べます。

2人ずつの2組が向かい合い、それぞれの前に取り札を3段に並べた絵

自分の組の前を「自陣(じじん)」、相手の組の前を「敵陣(てきじん)」と言います。

②どちらの陣の札も取れる

読まれた歌の札は、自陣にあっても敵陣にあっても取ってOKです。

自陣の札を取ると、自陣の札が1枚減ります。

③敵陣の札を取ったら1枚送る

敵陣の札を取ったら、自陣の札を1枚選んで、相手の組に送ります。

相手の陣の札を取った人が、自分の陣の札を1枚、相手の陣へ送る矢印の絵

送る札を「送り札(おくりふだ)」と言います。敵陣の札を取ると、自陣の札が1枚減るのと同じになります。

④お手つきは相手から1枚もらう

お手つきをしたら、相手の組から札を1枚送ってもらいます。

お手つきをすると、自陣の札が1枚増えてしまいます。

競技かるたのルール

競技かるたは、1対1で戦う、大会で使われるルールです。全日本かるた協会の決まりをもとに、大事なところを紹介します。

競技かるたの勝敗

自陣の札が、先に全部なくなった方の勝ち。

①25枚ずつ3段に並べる

取り札100枚から25枚ずつを取り、自陣に3段に並べます。

2人が向かい合い、それぞれの前に25枚の取り札を上段・中段・下段の3段に並べた絵

3段は、相手に近い方から上段・中段・下段と言います。使わない残りの50枚は、場に並べません。

②並びを覚える時間は15分

読み始める前に、15分の暗記時間があります。

自陣と敵陣の札の場所を覚えます。最後の2分は、札を払う練習(素振り)をしてもOKです。

③場にない歌も読まれる

読み手は100枚の読み札から読むので、場にない歌も読まれます。

場にない歌を「空札(からふだ)」と言います。空札の時に札に触ると、お手つきです。

1首目の前には、百人一首にない「序歌(じょか)」を読みます。

④敵陣の札を取ったら1枚送る

敵陣の札を取ったら、自陣の札を1枚選んで相手に送ります。

源平戦と同じ「送り札」のルールです。自陣の札を取った時は送りません。

⑤出札のない陣に触るとお手つき

読まれた札(出札)がない方の陣の札に触ると、お手つきです。

出札は相手の陣にあるのに、自分の陣の札に触ってしまいお手つきになった絵

お手つきをすると、相手から札を1枚送られます。出札がある方の陣なら、違う札に触ってもお手つきにはなりません。

お手つきをしたうえ、自陣の札を相手に取られると、2枚送られます。これを「ダブ」と言います。

2人ともお手つきをした場合(共お手)は、お手つきによる送り札はありません。

坊主めくりのルール

坊主めくりは、読み札の絵だけを使う遊び方です。歌を覚えていなくても遊べます。

坊主めくりの勝敗

最後に持っている札が一番多い人の勝ち。

①読み札を裏向きに積む

読み札をよく混ぜて、裏向きに積んで山にします。

みんなで山を囲み、順番に1枚ずつめくります。

②めくった絵で決まる

めくった札の絵が、男の人か、お坊さんか、女の人かで、することが決まります。

  • 男の人(殿):その札を自分の手元に置く
  • お坊さん(坊主):手元の札を全部、場に出す
  • 女の人(姫):場に出ている札を全部もらう

山がなくなったら終わりです。蝉丸(せみまる)の札をめくったら1回休みなど、地域によって色々なルールがあります。

坊主めくりの詳しいルールとローカルルールは、『坊主めくりのルール・遊び方』の記事で紹介しています。

百人一首の決まり字

決まり字(きまりじ)とは、そこまで聞けばどの歌か決まる、上の句のはじめの字のことです。

決まり字まで聞けば、上の句を最後まで聞かずに札を取れます。

「あさぼらけ」で始まる歌は2首あり、6字目の「あ」と「う」で、どちらの歌か決まる絵

例えば、「む」で始まる歌は「むらさめの」だけなので、「む」と聞こえたらすぐに取れます。「あさぼらけ」で始まる歌は2首あるので、6字目まで聞かないと決まりません。

決まり字の字数ごとの歌の数は、以下の通りです。

決まり字歌の数例
1字決まり7首む・す・め・ふ・さ・ほ・せ
2字決まり42首うか・うら・つき・つく
3字決まり37首あきの・あきか・はなさ
4字決まり6首ちぎりき・ちぎりお
5字決まり2首よのなかは・よのなかよ
6字決まり6首あさぼらけあ・あさぼらけう

1字決まりの7首は、「むすめふさほせ」と覚えるのが定番です。決まり字の一覧と覚え方は、『百人一首の覚え方と決まり字一覧』の記事をご覧ください。

競技かるたでは、読まれた歌が増えると、残りの歌の決まり字が短くなります。例えば、「あさぼらけう」が読まれたあとは、「あさぼ」まで聞けば「あさぼらけあ」に決まります。

百人一首で勝つためのコツ

百人一首で勝つためのコツを5つ紹介します。

  1. 1字決まりから覚える

    「むすめふさほせ」の7首は、1字目で取れます。まずはこの7首を覚えましょう。

  2. 決まり字で取る

    上の句を最後まで聞いてから探すと、遅れてしまいます。決まり字と下の句をセットで覚えるのが有効です。

  3. 札の場所を覚える

    読み始める前に、どこにどの札があるかを覚えておくと、すぐに手が出せます。

  4. 同じ音で始まる札に気をつける

    「あさぼらけ」のように、途中まで同じ歌はお手つきの元です。決まり字まで、よく聞いてから取りましょう。

  5. 読まれた歌を覚えておく

    読まれた歌が増えると、残りの歌の決まり字が短くなります。早く取れる札が増えます。

当サイトの百人一首で選べる遊び方

当サイトの百人一首では、コンピューターを相手に、競技かるた・ちらし取りの2つの遊び方で対戦できます。相手なしで、取るまでの時間を計る「ひとりで練習」もあります。

コンピューターの強さは、入門・よわい・ふつう・つよい・名人の5段階です。取り札の下に決まり字を出したり、使う歌を20首ずつにしぼったりして、覚えながら遊ぶこともできます。

百人一首のよくある質問

百人一首は何人で遊べる?
ちらし取りは、取る人が2人以上いれば何人でも遊べます。歌を読む人も1人いります。源平戦は2組(1組2〜3人)、競技かるたは1対1で遊びます。
読む人がいない時はどうする?
取る人が交代で読むか、読み上げのアプリや音声を使います。当サイトの『百人一首の読み上げ』を使うと、スマホやPCが読み手の代わりになります。
2人が同時に取ったらどうなる?
ちらし取りでは、札に近い方(手が下にある方)の人が取るのが一般的です。競技かるたでは、その札がある陣の人が取ったことになります。
誰も札を見つけられない時はどうする?
見つかるまで、読み手が下の句をくり返して読むのが一般的です。
取り札に濁点がないのはなぜ?
昔は、かなに濁点を付けずに書いていたなごりです。例えば、「わがころもでは」は取り札に「わかころもては」と書いてあります。
百人一首は誰が選んだ?
鎌倉時代の初めに、歌人の藤原定家(ふじわらのていか)が選んだとされています。京都の嵯峨・小倉山ゆかりの歌集で、『小倉百人一首』とも呼ばれます。
1字決まりの覚え方は?
「むすめふさほせ」と覚えるのが定番です。「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」で始まる歌は1首ずつしかないので、1字目を聞いただけで取れます。
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