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ジンラミー(トランプ)のルール解説

ジンラミーのルール・遊び方。組になったカードを大きく描いた絵(ハートの4から7と、Kが3枚)

トランプゲーム『ジンラミー』のルール・遊び方を紹介します。基本ルールのほかに、「オクラホマ・ジン」などのローカルルールも解説しています。

プレイ人数
2人
ジャンル
定番
難易度
ふつう
使用するカード
52枚(ジョーカーを除く)
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ジンラミーはどんなゲーム?

ジンラミーは、2人で遊ぶトランプゲームです。手札で同じ数字や続き番号の組を作り、組にならないカードの点を減らしていきます。

Aさんの手札。上に組が2つ(スペードの4から7と、9の3枚)。下に、組にならないダイヤのA・ダイヤの2・クラブの4で7点。右のBさんは手札を持っている

組にならないカードの点が少ない方がその回の勝ちで、先に100点を取った人がゲームの勝ちです。

20世紀の初めにアメリカで生まれたと言われ、今も世界中で遊ばれています。英語では「Gin Rummy」と書き、「ジン・ラミー」とも呼びます。

ジンラミーの使用カード

ジンラミーで使うカードは以下の通りです。

  • ジョーカー以外の52枚(♠♥♦♣のA~K)
スペード・ハート・ダイヤ・クラブのAからKまでの52枚。ジョーカーには×が付いていて、使わない

ジンラミーは2人で遊ぶゲームです。3人・4人で遊ぶ方法は、記事の後半で紹介しています。

ジンラミーのルール・遊び方

ジンラミーのルール・遊び方を紹介します。

ジンラミーの勝敗

1回(1ラウンド)ごとに、組にならないカードの点が少ない方の勝ちです。勝った人には、2人の点の差などが入ります。

何回か遊んで、先に合計100点を取った人の勝ち。

例えば、1回目に26点、2回目に47点、3回目に30点を取ったら、合計103点で勝ちです。

①10枚ずつ配る

親(カードを配る人)は、1人に10枚ずつ配ります。

次の1枚を表向きにして置き、最初の捨て札にします。

残りのカードは、裏向きのまま真ん中に置いて山札にします。

AさんとBさんに10枚ずつ配った。真ん中に裏向きの山札と、表向きにした最初の捨て札が1枚

最初の親は、じゃんけんなどで決めます。親は1回ごとに交代し、引き分けの回の後は、同じ親がもう一度配ります。

②同じ数字か続き番号の3枚で組を作る

手札のカードで、同じ数字か、同じマークの続き番号の3枚以上を組にします。

組は以下の2種類です。

  • 同じ数字のカード3枚か4枚(例:♥9♣9♦9)
  • 同じマークの続き番号3枚以上(例:♠4♠5♠6♠7)
組の2種類。同じ数字は、ハート・クラブ・ダイヤの9の3枚。続き番号は、スペードの4・5・6・7

組は「メルド」とも呼びます。同じ数字の組は「セット」、続き番号の組は「ラン」と言います。

続き番号では、A(エース)は1として数えます。KとAは繋がらないので、♣Q♣K♣Aは組になりません。

Aは1として数える。ハートのA・2・3は組になる。クラブのQ・K・Aは、KとAが繋がらないので、組にならない

1枚のカードは、2つの組に同時に使うことができません。例えば、♠の7を「♠5♠6♠7」と「7の3枚」の両方に入れることはできません。

『セブンブリッジ』などと違って、できた組は場に出しません。勝負の時まで、手札に持ったままにします。

③組にならないカードは点数になる

組にならないカードを「デッドウッド」と言います。

デッドウッドは点数になり、少ないほど有利です。

カードの点数は以下の通りです。

カード点数
A1点
2~10数字の通り
J・Q・K10点

例えば、♦のA・♦の2・♣の4がデッドウッドなら、1+2+4で7点です。

上に組が2つ。下に、組にならないダイヤのA・ダイヤの2・クラブの4。1点・2点・4点を足して、デッドウッドは7点

④山札か捨て札から1枚取って1枚捨てる

自分の番では、山札か捨て札の一番上から1枚取り、いらないカードを1枚捨てます。

捨てる時は、表向きにして捨て札の上に置きます。捨てたら相手の番です。

例えば、♠5♠6を持っている時に捨て札が♠の7なら、取ると続き番号の組ができます。

Aさんが、捨て札のスペードの7を取る。手札のスペードの5・6と合わせて、続き番号の組ができる

山札のカードは裏向きなので、何が来るかは分かりません。捨て札を取ると、何を集めているかを相手に知られてしまいます。

捨て札から取ったカードは、その番のうちに捨てることができません。

最初の番だけは、表になっている最初の捨て札を取るか、見送るかを選びます。親でない人から先に選びます。

2人とも見送った場合は、親でない人が山札から1枚引いて始めます。

⑤デッドウッドが10点以下ならノック

1枚捨てた後のデッドウッドが10点以下なら、「ノック」して勝負できます。

例えば、♠のKを捨てると、デッドウッドが♦のA・♦の2・♣の4の7点になる場合は、ノックできます。

スペードのK(10点)を捨てると、残りのデッドウッドはダイヤのA・ダイヤの2・クラブの4で7点。10点以下なのでノックできる

ノックする時は、カードを捨てながらテーブルをコンコンとたたきます。「ノック」と言ってもOKです。

にぎった手で、テーブルをコンコンとたたいてノックする

ノックした人は、手札を表にして、組とデッドウッドに分けて見せます。

ノックできるようになっても、すぐにしなくてもOKです。デッドウッドをもっと減らしてからノックしたり、ジンを目指したりもできます。

⑥ノックされた人は付け札ができる

付け札とは、ノックされた人が、ノックした人の組に自分のデッドウッドを付け足すことです。

ノックされた人は、付け札をしてデッドウッドを減らせます。付けたカードはデッドウッドではなくなり、その分点が減ります。

例えば、ノックした人の組が♠4♠5♠6♠7と9の3枚なら、♠の8と♠の9を付けられます。

ノックされたBさんが、スペードの8をスペードの4から7の続きに、スペードの9を9の3枚に付ける。Bさんのデッドウッドは50点から33点に減る

続き番号の組には、両端に続くカードを付けられます。同じ数字3枚の組には、4枚目を付けられます。

付け札ができるのは、ノックされた人だけです。ノックした人が、相手の組に付けることはできません。

⑦デッドウッドが少ない方の勝ち

付け札が終わったら、2人のデッドウッドを比べて、少ない方の勝ちです。

ノックした人の方が少ない場合は、2人の点の差がノックした人に入ります。

例えば、Aさんが7点でノックし、Bさんが付け札の後に33点なら、33−7で26点がAさんに入ります。

ノックしたAさんのデッドウッドは7点。Bさんは付け札の後に33点。差の26点がAさんに入る

⑧ノックされた人が少なければアンダーカット

ノックされた人の方が少ないか同じ場合は、ノックされた人の勝ちです。

これを「アンダーカット」と言い、点の差に25点のボーナスが付きます。

例えば、Aさんが7点でノックし、Bさんが4点なら、(7−4)+25で28点がBさんに入ります。

ノックしたAさんのデッドウッドは7点。Bさんは4点で、Aさんより少ない。アンダーカットで、(7−4)+25の28点がBさんに入る

同じ点の場合も、ノックされた人の勝ちです。点の差は0点なので、25点だけが入ります。

ノックした方が負けることもあるので、相手のデッドウッドが少なそうな時は注意しましょう。

⑨全部が組なら「ジン」

1枚捨てた後の10枚が全て組なら、「ジン」で上がれます。

10枚全てが組になった手札。ダイヤのA・2・3、スペードの4から7、9が3枚。デッドウッドは0点

ジンの場合は、相手のデッドウッドの点に、25点のボーナスが付きます。例えば、相手のデッドウッドが22点なら、22+25で47点が入ります。

ジンの時は、相手は付け札ができません。相手のデッドウッドも0点の場合も、アンダーカットにはならず、ジンした人の勝ちです。

⑩山札が残り2枚になったら引き分け

誰もノックしないまま山札が残り2枚になり、その番の人もノックせずに捨てたら、その回は引き分けです。

どちらにも点は入らず、同じ親がもう一度配り直します。

⑪先に100点に届いた人の勝ち

1回ごとに入った点を足していき、先に100点に届いた人の勝ちです。

点の入り方は以下の通りです。

  • ノック:ノックした人に、デッドウッドの差
  • アンダーカット:ノックされた人に、デッドウッドの差+25点
  • ジン:ジンした人に、相手のデッドウッド+25点
  • 引き分け:点は入らない

100点に届いた後に、ボーナスを足して点を精算する遊び方もあります。記事の後半で紹介しています。

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ジンラミーのローカルルール

ジンラミーでメジャーなローカルルールを5つ紹介します。

オクラホマ・ジン

オクラホマ・ジンとは、最初の捨て札の数が、その回のノックの上限になるルールです。

例えば、最初の捨て札が7なら、デッドウッドが7点以下にならないとノックできません。

絵札なら上限は10点で、Aならジンでしか上がれません。最初の捨て札がスペードの場合は、その回の点が2倍になります。

最初の捨て札とノックの上限。ハートの7なら7点以下、ダイヤのKなら10点以下、クラブのAならジンだけ。スペードの7なら7点以下で、点が2倍

回ごとにノックのしやすさが変わるので、同じ手札でも作戦が変わります。当サイトのジンラミーでは、オプションルールの「オクラホマ」で遊べます。

ストレート・ジン

ストレート・ジンとは、ノックなしで、ジンでしか上がれないルールです。

全部が組になるまで続くので、1回が長くなります。オプションルールの「ストレート」で選べます。

ビッグジン

ビッグジンとは、1枚取った後の11枚が全て組なら、捨てずにそのまま上がれるルールです。

ボーナスは31点です。(50点にすることもある)

オプションルールの「ビッグジン」で選べます。

最後の精算

最後の精算とは、100点に届いた後に、ボーナスを足して最後の点を出すルールです。

足すボーナスは以下の3つです。

  • ゲームボーナス:先に100点に届いた人に100点
  • ボックスボーナス:2人それぞれに、勝った回1つにつき25点(20点にすることもある)
  • シャットアウト:負けた人が1回も点を取れなかった場合は、ゲームボーナスが200点

例えば、勝った人が4回勝って105点、負けた人が2回勝って40点だったとします。

勝った人は105+100+4×25で305点、負けた人は40+2×25で90点です。2人の差の215点が、勝った人の得点になります。

当サイトのジンラミーでは、最後の精算はしません。

3人・4人で遊ぶ

このローカルルールは、2人用のジンラミーを3人や4人で遊びます。

  • 3人:親は2人に配って、その回は休む(負けた人が次の親)
  • 4人:2人ずつのチームに分かれ、それぞれが相手チームの1人と対戦する

4人の場合は、2人とも勝ったチームに、2人の点の合計が入ります。1人ずつ勝った場合は、点の多いチームにその差が入ります。

他にも、以下のようなローカルルールがあります。

  • ボーナスの点を変える:ジン20点・アンダーカット10点など
  • 同点は引き分け:デッドウッドが同じ点なら、どちらにも点を入れない
  • 勝った人が次の親:交代ではなく、勝った人(負けた人とすることもある)が配る
  • Aを高くも使う:Q・K・Aも続き番号にし、残ったAは15点にする
  • ハリウッド式:3つのゲームの点を同時に付けていく

ジンラミーで勝つためのコツ

ジンラミーで勝つためのコツを6つ紹介します。

  1. 点の高いカードは早めに捨てる

    10・J・Q・Kは1枚で10点です。組になりそうにない場合は、早めに手放しましょう。

  2. あと1枚で組になる2枚は残す

    同じ数字の2枚や、同じマークの隣同士の2枚は、組になるカードが2枚あるので残しておきましょう。

  3. 序盤はすぐにノックする

    相手のデッドウッドもまだ多いので、10点でもノックするのが有効です。

  4. 終盤はアンダーカットに注意

    相手のデッドウッドも減っているので、もっと減らしてからノックするか、ジンを狙いましょう。

  5. 相手が集める数字は捨てない

    相手が捨て札から取ったカードと同じ数字や続く数字は、相手の組に使われやすいので捨てないようにします。

  6. 捨て札は組になる時だけ取る

    組にならないカードを取ると、何を集めているかを相手に教えてしまいます。迷ったら山札から引くようにします。

ジンラミーのよくある質問

ジンラミーは何人でできる?
2人で遊ぶゲームです。3人の時は1人が休みながら交代で、4人の時は2人ずつのチームに分かれて遊ぶ方法もあります。
「ジン」とは何?
デッドウッドが0点、つまり10枚全てが組の形で上がることです。ゲームの名前は、元になったゲーム「ラミー」をお酒のラムに見立てて、同じお酒のジンから付けたという説があります。
Aは何点?
1点です。続き番号でも1として数えるので、A・2・3は組になりますが、Q・K・Aは組になりません。
ノックはいつするのがいい?
序盤は、ノックできるようになったらすぐにするのがおすすめです。相手のデッドウッドもまだ多いので、10点でも勝ちやすいためです。山札が少なくなったら、アンダーカットに気を付けて、デッドウッドをもっと減らしてからノックしましょう。
ノックした人も付け札できる?
できません。付け札ができるのは、ノックされた人だけです。ジンの時は、ノックされた人も付け札ができません。
デッドウッドが同じ点ならどうなる?
ノックされた人の勝ちです。(アンダーカット)点の差は0点なので、25点だけが入ります。同じ点なら引き分けにするローカルルールもあります。
ジョーカーは使う?
使いません。ジョーカーを除いた52枚で遊びます。
『セブンブリッジ』や『麻雀』との違いは?
同じ数字や続き番号の組を作るところは同じです。ジンラミーは、できた組を場に出さず、最後まで手札に持っています。ポン・チーはなく、捨て札を取れるのは自分の番に、一番上の1枚だけです。
2人で遊べるトランプゲームはほかにもある?
はい、たくさんあります。一緒に遊ぶ相手や1回の時間で選べるように、「2人でできるトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
心理戦が楽しいトランプゲームはほかにもある?
はい、あります。ウソや駆け引きで読み合うゲームを、人数ごとに「心理戦が楽しいトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
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