ジンラミーはどんなゲーム?
ジンラミーは、2人で遊ぶトランプゲームです。手札で同じ数字や続き番号の組を作り、組にならないカードの点を減らしていきます。
組にならないカードの点が少ない方がその回の勝ちで、先に100点を取った人がゲームの勝ちです。
20世紀の初めにアメリカで生まれたと言われ、今も世界中で遊ばれています。英語では「Gin Rummy」と書き、「ジン・ラミー」とも呼びます。
ジンラミーの使用カード
ジンラミーで使うカードは以下の通りです。
- ジョーカー以外の52枚(♠♥♦♣のA~K)
ジンラミーは2人で遊ぶゲームです。3人・4人で遊ぶ方法は、記事の後半で紹介しています。
ジンラミーのルール・遊び方
ジンラミーのルール・遊び方を紹介します。
ジンラミーの勝敗
1回(1ラウンド)ごとに、組にならないカードの点が少ない方の勝ちです。勝った人には、2人の点の差などが入ります。
何回か遊んで、先に合計100点を取った人の勝ち。
例えば、1回目に26点、2回目に47点、3回目に30点を取ったら、合計103点で勝ちです。
①10枚ずつ配る
親(カードを配る人)は、1人に10枚ずつ配ります。
次の1枚を表向きにして置き、最初の捨て札にします。
残りのカードは、裏向きのまま真ん中に置いて山札にします。
最初の親は、じゃんけんなどで決めます。親は1回ごとに交代し、引き分けの回の後は、同じ親がもう一度配ります。
②同じ数字か続き番号の3枚で組を作る
手札のカードで、同じ数字か、同じマークの続き番号の3枚以上を組にします。
組は以下の2種類です。
- 同じ数字のカード3枚か4枚(例:♥9♣9♦9)
- 同じマークの続き番号3枚以上(例:♠4♠5♠6♠7)
組は「メルド」とも呼びます。同じ数字の組は「セット」、続き番号の組は「ラン」と言います。
続き番号では、A(エース)は1として数えます。KとAは繋がらないので、♣Q♣K♣Aは組になりません。
1枚のカードは、2つの組に同時に使うことができません。例えば、♠の7を「♠5♠6♠7」と「7の3枚」の両方に入れることはできません。
『セブンブリッジ』などと違って、できた組は場に出しません。勝負の時まで、手札に持ったままにします。
③組にならないカードは点数になる
組にならないカードを「デッドウッド」と言います。
デッドウッドは点数になり、少ないほど有利です。
カードの点数は以下の通りです。
| カード | 点数 |
|---|---|
| A | 1点 |
| 2~10 | 数字の通り |
| J・Q・K | 10点 |
例えば、♦のA・♦の2・♣の4がデッドウッドなら、1+2+4で7点です。
④山札か捨て札から1枚取って1枚捨てる
自分の番では、山札か捨て札の一番上から1枚取り、いらないカードを1枚捨てます。
捨てる時は、表向きにして捨て札の上に置きます。捨てたら相手の番です。
例えば、♠5♠6を持っている時に捨て札が♠の7なら、取ると続き番号の組ができます。
山札のカードは裏向きなので、何が来るかは分かりません。捨て札を取ると、何を集めているかを相手に知られてしまいます。
捨て札から取ったカードは、その番のうちに捨てることができません。
最初の番だけは、表になっている最初の捨て札を取るか、見送るかを選びます。親でない人から先に選びます。
2人とも見送った場合は、親でない人が山札から1枚引いて始めます。
⑤デッドウッドが10点以下ならノック
1枚捨てた後のデッドウッドが10点以下なら、「ノック」して勝負できます。
例えば、♠のKを捨てると、デッドウッドが♦のA・♦の2・♣の4の7点になる場合は、ノックできます。
ノックする時は、カードを捨てながらテーブルをコンコンとたたきます。「ノック」と言ってもOKです。
ノックした人は、手札を表にして、組とデッドウッドに分けて見せます。
ノックできるようになっても、すぐにしなくてもOKです。デッドウッドをもっと減らしてからノックしたり、ジンを目指したりもできます。
⑥ノックされた人は付け札ができる
付け札とは、ノックされた人が、ノックした人の組に自分のデッドウッドを付け足すことです。
ノックされた人は、付け札をしてデッドウッドを減らせます。付けたカードはデッドウッドではなくなり、その分点が減ります。
例えば、ノックした人の組が♠4♠5♠6♠7と9の3枚なら、♠の8と♠の9を付けられます。
続き番号の組には、両端に続くカードを付けられます。同じ数字3枚の組には、4枚目を付けられます。
付け札ができるのは、ノックされた人だけです。ノックした人が、相手の組に付けることはできません。
⑦デッドウッドが少ない方の勝ち
付け札が終わったら、2人のデッドウッドを比べて、少ない方の勝ちです。
ノックした人の方が少ない場合は、2人の点の差がノックした人に入ります。
例えば、Aさんが7点でノックし、Bさんが付け札の後に33点なら、33−7で26点がAさんに入ります。
⑧ノックされた人が少なければアンダーカット
ノックされた人の方が少ないか同じ場合は、ノックされた人の勝ちです。
これを「アンダーカット」と言い、点の差に25点のボーナスが付きます。
例えば、Aさんが7点でノックし、Bさんが4点なら、(7−4)+25で28点がBさんに入ります。
同じ点の場合も、ノックされた人の勝ちです。点の差は0点なので、25点だけが入ります。
ノックした方が負けることもあるので、相手のデッドウッドが少なそうな時は注意しましょう。
⑨全部が組なら「ジン」
1枚捨てた後の10枚が全て組なら、「ジン」で上がれます。
ジンの場合は、相手のデッドウッドの点に、25点のボーナスが付きます。例えば、相手のデッドウッドが22点なら、22+25で47点が入ります。
ジンの時は、相手は付け札ができません。相手のデッドウッドも0点の場合も、アンダーカットにはならず、ジンした人の勝ちです。
⑩山札が残り2枚になったら引き分け
誰もノックしないまま山札が残り2枚になり、その番の人もノックせずに捨てたら、その回は引き分けです。
どちらにも点は入らず、同じ親がもう一度配り直します。
⑪先に100点に届いた人の勝ち
1回ごとに入った点を足していき、先に100点に届いた人の勝ちです。
点の入り方は以下の通りです。
- ノック:ノックした人に、デッドウッドの差
- アンダーカット:ノックされた人に、デッドウッドの差+25点
- ジン:ジンした人に、相手のデッドウッド+25点
- 引き分け:点は入らない
100点に届いた後に、ボーナスを足して点を精算する遊び方もあります。記事の後半で紹介しています。
ジンラミーを無料で遊ぶジンラミーのローカルルール
ジンラミーでメジャーなローカルルールを5つ紹介します。
オクラホマ・ジン
オクラホマ・ジンとは、最初の捨て札の数が、その回のノックの上限になるルールです。
例えば、最初の捨て札が7なら、デッドウッドが7点以下にならないとノックできません。
絵札なら上限は10点で、Aならジンでしか上がれません。最初の捨て札がスペードの場合は、その回の点が2倍になります。
回ごとにノックのしやすさが変わるので、同じ手札でも作戦が変わります。当サイトのジンラミーでは、オプションルールの「オクラホマ」で遊べます。
ストレート・ジン
ストレート・ジンとは、ノックなしで、ジンでしか上がれないルールです。
全部が組になるまで続くので、1回が長くなります。オプションルールの「ストレート」で選べます。
ビッグジン
ビッグジンとは、1枚取った後の11枚が全て組なら、捨てずにそのまま上がれるルールです。
ボーナスは31点です。(50点にすることもある)
オプションルールの「ビッグジン」で選べます。
最後の精算
最後の精算とは、100点に届いた後に、ボーナスを足して最後の点を出すルールです。
足すボーナスは以下の3つです。
- ゲームボーナス:先に100点に届いた人に100点
- ボックスボーナス:2人それぞれに、勝った回1つにつき25点(20点にすることもある)
- シャットアウト:負けた人が1回も点を取れなかった場合は、ゲームボーナスが200点
例えば、勝った人が4回勝って105点、負けた人が2回勝って40点だったとします。
勝った人は105+100+4×25で305点、負けた人は40+2×25で90点です。2人の差の215点が、勝った人の得点になります。
当サイトのジンラミーでは、最後の精算はしません。
3人・4人で遊ぶ
このローカルルールは、2人用のジンラミーを3人や4人で遊びます。
- 3人:親は2人に配って、その回は休む(負けた人が次の親)
- 4人:2人ずつのチームに分かれ、それぞれが相手チームの1人と対戦する
4人の場合は、2人とも勝ったチームに、2人の点の合計が入ります。1人ずつ勝った場合は、点の多いチームにその差が入ります。
他にも、以下のようなローカルルールがあります。
- ボーナスの点を変える:ジン20点・アンダーカット10点など
- 同点は引き分け:デッドウッドが同じ点なら、どちらにも点を入れない
- 勝った人が次の親:交代ではなく、勝った人(負けた人とすることもある)が配る
- Aを高くも使う:Q・K・Aも続き番号にし、残ったAは15点にする
- ハリウッド式:3つのゲームの点を同時に付けていく
ジンラミーで勝つためのコツ
ジンラミーで勝つためのコツを6つ紹介します。
- 点の高いカードは早めに捨てる
10・J・Q・Kは1枚で10点です。組になりそうにない場合は、早めに手放しましょう。
- あと1枚で組になる2枚は残す
同じ数字の2枚や、同じマークの隣同士の2枚は、組になるカードが2枚あるので残しておきましょう。
- 序盤はすぐにノックする
相手のデッドウッドもまだ多いので、10点でもノックするのが有効です。
- 終盤はアンダーカットに注意
相手のデッドウッドも減っているので、もっと減らしてからノックするか、ジンを狙いましょう。
- 相手が集める数字は捨てない
相手が捨て札から取ったカードと同じ数字や続く数字は、相手の組に使われやすいので捨てないようにします。
- 捨て札は組になる時だけ取る
組にならないカードを取ると、何を集めているかを相手に教えてしまいます。迷ったら山札から引くようにします。
ジンラミーのよくある質問
- ジンラミーは何人でできる?
- 2人で遊ぶゲームです。3人の時は1人が休みながら交代で、4人の時は2人ずつのチームに分かれて遊ぶ方法もあります。
- 「ジン」とは何?
- デッドウッドが0点、つまり10枚全てが組の形で上がることです。ゲームの名前は、元になったゲーム「ラミー」をお酒のラムに見立てて、同じお酒のジンから付けたという説があります。
- Aは何点?
- 1点です。続き番号でも1として数えるので、A・2・3は組になりますが、Q・K・Aは組になりません。
- ノックはいつするのがいい?
- 序盤は、ノックできるようになったらすぐにするのがおすすめです。相手のデッドウッドもまだ多いので、10点でも勝ちやすいためです。山札が少なくなったら、アンダーカットに気を付けて、デッドウッドをもっと減らしてからノックしましょう。
- ノックした人も付け札できる?
- できません。付け札ができるのは、ノックされた人だけです。ジンの時は、ノックされた人も付け札ができません。
- デッドウッドが同じ点ならどうなる?
- ノックされた人の勝ちです。(アンダーカット)点の差は0点なので、25点だけが入ります。同じ点なら引き分けにするローカルルールもあります。
- ジョーカーは使う?
- 使いません。ジョーカーを除いた52枚で遊びます。
- 『セブンブリッジ』や『麻雀』との違いは?
- 同じ数字や続き番号の組を作るところは同じです。ジンラミーは、できた組を場に出さず、最後まで手札に持っています。ポン・チーはなく、捨て札を取れるのは自分の番に、一番上の1枚だけです。
- 2人で遊べるトランプゲームはほかにもある?
- はい、たくさんあります。一緒に遊ぶ相手や1回の時間で選べるように、「2人でできるトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。
- 心理戦が楽しいトランプゲームはほかにもある?
- はい、あります。ウソや駆け引きで読み合うゲームを、人数ごとに「心理戦が楽しいトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。












