ダイヤモンドゲームはどんなゲーム?
ダイヤモンドゲームは、星形の盤の上で、自分の駒を向かいの陣地へ運ぶボードゲームです。2人か3人で遊び、他の駒を飛び越して一気に進めるのが特徴です。
先に自分の駒を全部向かいの陣地へ入れた人の勝ちです。
海外の「チャイニーズチェッカー」と同じ仲間で、昭和の初めから売られている昔ながらのボードゲームです。日本のダイヤモンドゲームには、並んだ駒をまとめて飛び越せる「王駒(王様)」という特別な駒があるのが一般的です。
ダイヤモンドゲームで使う道具
ダイヤモンドゲームで使う道具は以下の通りです。
- 星形の盤(121マス)
- 赤・黄・緑の3色の駒(1色15個)
1色15個のうち1個は「王駒」という特別な駒です。この記事では、王駒ではない普通の14個を「子駒」と呼びます。
盤と陣地
盤は星の形で、6つの先(三角の部分)があります。向かい合う2つの先は同じ色です。
自分の色の三角の15マスを「陣地」と言います。
陣地は、星の先の10マスと真ん中の六角形の辺の5マスでできています。六角形の辺にある5マスを「境界線」と言います。
陣地の一番先のマスには◎の印があります。
下の画像では、赤の陣地を金の線で囲んでいます。
駒の並べ方
自分の色の陣地の15マスに、駒を全部並べます。
同じ色の陣地は2つあるので、片方に並べて、向かいのもう片方を目指します。並べた陣地が「出発の陣地」で、向かいの陣地が「ゴールの陣地」です。
王駒は陣地の一番先の◎に置きます。
3人の時は、出発の陣地が1つおきに並ぶように置きます。詳しくは記事の後半で紹介しています。
ダイヤモンドゲームのルール・遊び方
ダイヤモンドゲームのルール・遊び方を紹介します。
ダイヤモンドゲームの勝敗
先に自分の15個の駒を全部ゴールの陣地へ入れた人の勝ち。
ただし、王駒はゴールの陣地の◎に入れなければいけません。
3人で遊ぶ場合は、全部入れた順に1位・2位・3位と順位を決めます。
①1回に1個ずつ動かす
自分の番に動かせる駒は1個だけです。
動かし方は、隣のマスへ1マス進むか、他の駒を飛び越して進むかのどちらかです。
3人の時は時計回りに番が回ります。
先手はじゃんけんなどで決めます。何回か遊ぶ時は、交代で先手になりましょう。
②隣の空いたマスへ1マス進む
駒は線で繋がった隣の空いたマスへ1マス進めます。
例えば、下の画像の赤の駒は、周りの6つのマスのどれへでも進めます。
前だけでなく、横や後ろへ進んでもOKです。
③隣の駒を1つ飛び越す
隣に駒が1つあり、その向こうが空いていれば、飛び越して進めます。
飛び越す駒は自分の駒でも相手の駒でも、何色でもOKです。例えば、下の画像の赤の駒は、隣の黄色の駒を飛び越して向こうの空いたマスへ進めます。
飛び越された駒は取られず、そのまま盤に残ります。
2個以上くっついて並んだ駒は、飛び越せません。例えば、下の画像のように駒が2個並んでいると、向こうが空いていても飛べません。
王駒は隣にあっても飛び越せません。詳しくは「⑥王駒の上は飛び越せない」で紹介しています。
④1つおきなら続けて飛べる
飛び越した先で、また飛び越せる駒があれば、続けて何回でも飛べます。
駒と空いたマスが交互に並んでいる所では、駒を次々に飛び越して遠くまで進めます。続けて飛ぶことを「連続ジャンプ」と呼ぶこともあります。
続けて飛ぶ時も、飛び越す駒は何色でもOKです。例えば、下の画像の赤の駒は、黄色・赤・緑の駒を順に飛び越して3回続けて進んでいます。
飛ぶ向きは1回ごとに変えてもOKです。途中で止めることもでき、何回飛ぶかは自分で決めます。
同じ番のうちに、一度着いたマスへ戻ることはできません。出発したマスへ戻るのもNGです。
1マス進む動きと飛び越しは、同じ番に混ぜられません。1マス進んだら、その番は終わりです。
⑤王駒は並んだ駒をまとめて飛べる
王駒(王様)だけは、一直線にくっついて並んだ駒をいくつでもまとめて飛び越せます。
着くのは、並んだ駒のすぐ向こうの空いたマスです。並んだ駒は何色でもOKです。
例えば、下の画像の王駒は、前に3個並んだ駒をまとめて飛び越しています。
子駒と同じように、駒1個だけを飛び越すこともできます。1つおきに並んでいれば、王駒も続けて飛べます。
まとめて飛んだあとに、続けて1個の駒を飛べるかは、遊ぶ人によって分かれます。遊ぶ前に決めておきましょう。
⑥王駒の上は飛び越せない
王駒の上はどの駒も飛び越せません。
子駒が王駒を飛び越すことも、王駒が別の王駒を飛び越すこともNGです。自分の王駒でも相手の王駒でも同じです。
並んだ駒の中に王駒が1個でも混じっていたら、まとめて飛ぶこともできません。そのため、王駒は相手の道をふさぐ壁にもなります。
⑦他の色の星の先には入れない
他の色の陣地のうち、星の先の10マスには入れません。
下の画像では、赤の駒が入れない所に×を付けています。
入れない所には、止まることも、続けて飛ぶ途中に着くこともできません。ただし、境界線のマスは通っても止まってもOKです。
自分の色の陣地は、出発の陣地とゴールの陣地の2つです。どちらにも自由に出入りできます。
⑧全部入れて王駒が◎で上がり
15個の駒が全部ゴールの陣地に入り、王駒が◎にあれば上がりです。
◎に子駒を入れてしまうと、王駒を入れるために、その子駒をもう一度動かすことになります。
相手の駒にゴールをふさがれた時の決まりは、記事の後半で紹介しています。
ダイヤモンドゲームを無料で遊ぶダイヤモンドゲームの2人・3人の遊び方
ダイヤモンドゲームは2人でも3人でも遊べます。人数によって、使う色と通り道が変わります。
3人の時は3色全部を使う
3人の時は、赤・黄・緑の3色を全部使います。
出発の陣地は1つおきに並び、それぞれ向かいの陣地を目指します。下の画像のように、3人の通り道は盤の真ん中で交わります。
出発の陣地の両端の角のマスは、隣の人のゴールの陣地にも入っています。その角に駒を残したままにすると、隣の人が上がれなくなるので注意しましょう。
2人の時は2色だけ使う
2人の時は、3色のうち2色だけを使います。
駒の数は3人の時と同じ1人15個です。
例えば、下の画像のように赤と黄色で遊ぶ場合は、赤は下から上へ、黄色は左上から右下へ進みます。
どの2色を選んでも、相手の出発の陣地を目指す形にはなりません。2人の通り道は、真正面ではなく斜めに交わります。
使わない色の陣地も、星の先の10マスには入れません。
向かい合って遊びたい場合は、6色の盤(チャイニーズチェッカーの盤)を使います。6色の盤では、2人は向かい合った陣地から、相手の出発の陣地を目指します。
ダイヤモンドゲームのローカルルール
ダイヤモンドゲームのローカルルールを4つ紹介します。
王駒なし
王駒なしとは、15個の駒を全部子駒にして遊ぶルールです。
どの駒も同じ動きになるので、ルールがさらに簡単になります。15個を全部ゴールの陣地に入れれば上がりです。
王駒の入っていない盤と駒のセットもあります。海外のチャイニーズチェッカーにも、王駒はありません。
駒10個
駒10個とは、1人10個の駒で遊ぶルールです。
駒が少ないので早く終わります。王駒を使う場合は、王駒1個と子駒9個です。
小さい盤(73マス)で遊ぶ方法と、同じ盤の星の先の10マスだけに並べる方法があります。
長い飛び越し
長い飛び越しとは、離れた所にある駒1個も飛び越せるルールです。
駒までの距離と同じだけ、駒の向こうへ飛べます。例えば、下の画像の赤の駒は、2マス先の黄色の駒を飛び越して4マス先まで一気に進めます。
着くマスまでの間に、飛び越す駒の他に駒が1個でもある場合は、飛べません。王駒の上を飛び越せない決まりは、このルールでも同じです。
海外では「スーパーチャイニーズチェッカー」と呼ばれる遊び方です。日本ではあまり知られていないので、遊ぶ前に確かめておきましょう。
ゴールをふさがれた時の決まり
相手の駒がゴールの陣地に残っていると、自分の駒を全部入れられないことがあります。
他の色の駒が入れるのは、ゴールの陣地のうち境界線のマスだけです。ただ、境界線の両端の角のマスは隣の陣地と重なっていて、相手の駒が最初から並んでいることもあります。
この場合の公式の決まりはないので、遊ぶ前に以下のような決まりを作っておきましょう。
- ゴールの15マスが全部埋まり、自分の王駒が◎にあれば上がり
- ゴールの15マスが全部埋まり、自分の駒が1つでも入っていれば上がり
- じゃまをしている相手の駒と、自分の駒を入れ替えてもOK
- 出発の陣地に駒を残し続けるのはNG
例えば、1つ目の決まりで遊ぶ場合は、下の画像の赤は上がりです。
当サイトのダイヤモンドゲームでは、1つ目の決まりで上がりになります。王駒なしで遊ぶ場合は、2つ目の決まりです。
ダイヤモンドゲームとチャイニーズチェッカーの違い
ダイヤモンドゲームは、海外の「チャイニーズチェッカー」と同じ仲間のゲームです。主な違いは以下の通りです。
| 違い | ダイヤモンド | チャイニーズ |
|---|---|---|
| 人数 | 2~3人 | 2・3・4・6人 |
| 駒の数 | 1人15個 | 1人10個が |
| 王駒 | あり | なし |
| 盤の色 | 3色 | 6色 |
子駒の動かし方は同じです。どちらも1マス進むか駒を飛び越して進み、相手の駒は取りません。
チャイニーズチェッカーは、名前に「チャイニーズ(中国の)」とありますが、中国のゲームではありません。1892年にドイツで星形の盤のゲームとして売り出され、アメリカで今の名前が付きました。
日本でも、1933年(昭和8年)にはもう売られていました。
チャイニーズチェッカーのルールは、『チャイニーズチェッカーのルール解説』の記事で紹介しています。
ダイヤモンドゲームで勝つためのコツ
ダイヤモンドゲームで勝つためのコツを4つ紹介します。
- 1つおきに並べてはしごを作る
自分の駒を1つおきに並べると、後ろの駒が続けて遠くまで飛べます。相手も使えるので、作ったら早めに使いましょう。
- 後ろの駒を残さない
最後の1個が取り残されると、1マスずつしか進めず、上がりが遅れます。いつも一番後ろの駒が進めるかを見ておきましょう。
- 王駒は混み合う所で飛ばす
王駒は並んだ駒をまとめて飛べるので、駒の多い真ん中で大きく進めます。最後に◎へ入れる道も残しておくようにします。
- ゴールは奥から埋める
ゴールの陣地は、奥の方から順に入れると、入口がつまりません。ただし、一番先の◎は王駒のために空けておきましょう。
もっと詳しい勝ち方は、『ダイヤモンドゲームの必勝法とコツ』の記事で紹介しています。
ダイヤモンドゲームの必勝法とコツを読む当サイトのダイヤモンドゲームで選べる遊び方
当サイトのダイヤモンドゲームでは、コンピューターと対戦できます。ゲーム画面の右上の「オプションルール」で、以下を選べます。
- 人数(3人・2人)
- 対戦相手(コンピューター・1台で交代)
- コンピューターの強さ(入門・よわい・ふつう・つよい・最強)
- 先手(あなた・交代で)
- 王駒(あり・なし)
- 駒の数(15個・10個)
- 長い飛び越し(なし・あり)
駒10個は、同じ盤の星の先の10マスに並べて遊びます。1台で交代は、家族や友達と1台のスマホやパソコンで対戦する遊び方です。
王駒がまとめて飛んだあとは、続けて1個の駒を飛ぶこともできます。
駒を選ぶと行ける所に印が出ます。「1手戻す」と「ヒント」も使えます。
ダイヤモンドゲームのよくある質問
- ダイヤモンドゲームは何人でできる?
- 2人か3人で遊びます。赤・黄・緑の3色の盤では、4人以上で遊ぶことはできません。
- 簡単なルールは?
- 自分の番に駒を1個だけ動かし、隣のマスへ1マス進むか、隣の駒を飛び越して進みます。1つおきに駒が並んでいれば、続けて何回でも飛べます。駒を全部向かいの陣地へ入れ、王駒を一番先の◎に入れたら上がりです。先に上がった人の勝ちです。
- 2人で遊ぶ時のルールは?
- 3色のうち2色だけを使い、駒は1人15個のままです。どの2色を選んでも、2人の通り道は斜めに交わります。詳しくは、先ほど紹介した2人・3人の遊び方で解説しています。
- 駒は何個使う?
- 1人15個です。内訳は王駒1個と子駒14個で、3人なら全部で45個使います。小さい盤で遊ぶ場合は、1人10個(王駒1個・子駒9個)です。
- 王駒(王様)は王駒を飛び越せる?
- いいえ、飛び越せません。王駒の上は、子駒も王駒も飛び越せない決まりです。並んだ駒をまとめて飛ぶ時も、王駒が混じっていたら飛べません。
- 子駒は王駒を飛び越せる?
- いいえ、飛び越せません。自分の王駒も相手の王駒も、子駒は飛び越せません。
- 連続ジャンプは何回でも?後ろや横にも動ける?
- はい、1つおきに駒が並んでいれば、何回でも続けて飛べます。途中で止めてもOKです。1マス進む時も飛ぶ時も、前・横・後ろのどの向きへ動いてもOKです。
- 相手の陣地に入れる?
- 他の色の陣地のうち、星の先の10マスには、止まることも、続けて飛ぶ途中に着くこともできません。ただし、境界線のマスは通っても止まってもOKです。
- 相手の駒を取る?
- 取りません。飛び越された駒も、そのまま盤に残ります。駒を取らないのが、チェッカー(飛び越した駒を取る西洋のボードゲーム)との大きな違いです。
- ゴールを相手の駒にふさがれたらどうなる?
- 公式の決まりはないので、遊ぶ前に決めておきましょう。よく使われるのは、ゴールの15マスが全部埋まり、自分の王駒が◎にあれば上がりとする決まりです。詳しくは、先ほど紹介したローカルルールで解説しています。
- 動かせる駒がない場合はどうする?
- その番はパスにして、次の人の番にしましょう。公式の決まりはないので、遊ぶ前に決めておくと安心です。
- 先手と後手はどちらが有利?
- どちらが有利かは、はっきり分かっていません。ダイヤモンドゲームの盤はマスが多く、必勝法も見つかっていないためです。詳しくは『ダイヤモンドゲームの必勝法とコツ』の記事で紹介しています。
- 何歳から遊べる?
- 6歳くらいから遊べます。日本で昔から売られているハナヤマのダイヤモンドゲームも、対象年齢は6歳以上です。
- どこの国のゲーム?いつからある?
- 元は、1892年にドイツで売り出された星形の盤のゲームです。その後アメリカで「チャイニーズチェッカー」の名前で広まりました。日本でも、1933年(昭和8年)にはもう売られていました。「ダイヤモンドゲーム」は日本で付いた名前で、英語では「Chinese checkers」と言います。
- チャイニーズチェッカーとの違いは?
- 主な違いは駒の数と王駒です。ダイヤモンドゲームは1人15個で王駒がありますが、チャイニーズチェッカーは1人10個が一般的で、王駒はありません。詳しくは、先ほどの「チャイニーズチェッカーとの違い」で紹介しています。
- 4人や6人で遊べる?
- 3色の盤では遊べません。6色の盤(チャイニーズチェッカーの盤)なら、4人や6人でも遊べます。その時は、1人10個の駒を使うのが一般的です。5人で遊ぶと向かいに相手がいない人が出るので、普通は遊びません。












