チャイニーズチェッカーはどんなゲーム?
チャイニーズチェッカーは、星形の盤の上で、自分の駒を向かいの陣地へ運ぶボードゲームです。2人から6人で遊び、他の駒を飛び越して一気に進めるのが特徴です。
先に自分の駒を全部向かいの陣地へ入れた人の勝ちです。
名前に「チャイニーズ(中国の)」とありますが、中国のゲームではありません。日本で昔から遊ばれている『ダイヤモンドゲーム』の仲間で、海外ではこちらの形が一般的です。
チャイニーズチェッカーで使う道具
チャイニーズチェッカーで使う道具は以下の通りです。
- 星形の盤(121マス)
- 6色の駒(1色10個)
駒はビー玉を使うことが多く、穴の開いた盤に置いて遊びます。
盤と陣地
盤は星の形で、6つの先(三角の部分)があり、それぞれ色が付いています。
星の先の三角の10マスを「陣地」と言います。真ん中の六角形の部分は、誰の陣地でもありません。
駒の並べ方
自分の色の陣地の10マスに、駒を全部並べます。
並べた陣地が「出発の陣地」で、向かいの陣地が「ゴールの陣地」です。
使う陣地は人数によって変わります。詳しくは記事の後半で紹介しています。
チャイニーズチェッカーのルール・遊び方
チャイニーズチェッカーのルール・遊び方を紹介します。
チャイニーズチェッカーの勝敗
先に自分の10個の駒を全部ゴールの陣地へ入れた人の勝ち。
3人以上で遊ぶ場合は、残りの人で続けて、2位・3位と順位を決めることもあります。
①1回に1個ずつ動かす
自分の番に動かせる駒は1個だけです。
動かし方は、隣のマスへ1マス進むか、他の駒を飛び越して進むかのどちらかです。番は時計回りに回ります。
先手はじゃんけんなどで決めます。何回か遊ぶ時は、交代で先手になりましょう。
②隣の空いたマスへ1マス進む
駒は線で繋がった隣の空いたマスへ1マス進めます。
例えば、下の画像の赤の駒は、周りの6つのマスのどれへでも進めます。
前だけでなく、横や後ろへ進んでもOKです。
③隣の駒を1つ飛び越す
隣に駒が1つあり、その向こうが空いていれば、飛び越して進めます。
飛び越す駒は自分の駒でも相手の駒でも、何色でもOKです。例えば、下の画像の赤の駒は、隣の青の駒を飛び越して向こうの空いたマスへ進めます。
飛び越された駒は取られず、そのまま盤に残ります。
2個以上くっついて並んだ駒は、飛び越せません。例えば、下の画像のように駒が2個並んでいると、向こうが空いていても飛べません。
④1つおきなら続けて飛べる
飛び越した先で、また飛び越せる駒があれば、続けて何回でも飛べます。
駒と空いたマスが交互に並んでいる所では、駒を次々に飛び越して遠くまで進めます。続けて飛ぶことを「連続ジャンプ」と呼ぶこともあります。
例えば、下の画像の赤の駒は、3つの駒を順に飛び越して3回続けて進んでいます。
飛ぶ向きは1回ごとに変えてもOKです。途中で止めることもでき、何回飛ぶかは自分で決めます。
1マス進む動きと飛び越しは、同じ番に混ぜられません。1マス進んだら、その番は終わりです。
⑤他の陣地には止まれない
出発とゴール以外の陣地には、止まることができません。
続けて飛ぶ途中に通るのはOKです。他の陣地のマスに着いても、そこから続けて飛んで出られれば、その番の動きとして認められます。
真ん中の六角形のマスには、どこでも止まれます。自分の出発の陣地とゴールの陣地にも、自由に出入りできます。
日本では、他の陣地には通ることも含めて入れないとする遊び方もあります。ローカルルールで紹介しています。
⑥全部入れたら上がり
10個の駒が全部ゴールの陣地に入れば上がりです。
相手の駒にゴールをふさがれた時の決まりは、記事の後半で紹介しています。
チャイニーズチェッカーを無料で遊ぶチャイニーズチェッカーの人数ごとの遊び方
チャイニーズチェッカーは、2人・3人・4人・6人で遊べます。人数によって、使う陣地が変わります。
2人は向かい合って遊ぶ
2人の時は、向かい合った2つの陣地を使います。
それぞれ、相手の出発の陣地を目指します。そのため、2人の通り道は盤の真ん中ですれ違います。
相手が出発の陣地に駒を残していると、自分のゴールが埋まらなくなります。自分の出発の陣地は、早めに空けるようにしましょう。
3人は1つおきの陣地を使う
3人の時は、1つおきに並んだ3つの陣地から始めます。
向かいのゴールの陣地は、どれも最初は空いています。3人の通り道は、盤の真ん中で交わります。
4人は向かい合う2組の陣地を使う
4人の時は、向かい合った陣地を2組使います。
残りの向かい合った2つの陣地は空いたままです。2人の時と同じように、向かいの人の出発の陣地がゴールになります。勝ち負けは1人ずつ競います。
6人は全部の陣地を使う
6人の時は、6つの陣地を全部使います。
盤の真ん中がとても混み合うので、飛び越せる駒が多く、連続ジャンプが出やすくなります。
5人で遊ぶと、向かいの陣地に相手がいない人が1人だけ出て、その人が有利になります。5人で遊ぶ時は、初めての人をその席にすることもあります。
チャイニーズチェッカーのローカルルール
チャイニーズチェッカーでメジャーなローカルルールを6つ紹介します。
長い飛び越し(スーパーチャイニーズチェッカー)
長い飛び越しとは、離れた所にある駒1個も飛び越せるルールです。
駒までの距離と同じだけ、駒の向こうへ飛べます。例えば、下の画像の赤の駒は、2マス先の青の駒を飛び越して4マス先まで一気に進めます。
着くマスまでの間に、飛び越す駒の他に駒が1個でもある場合は、飛べません。
「スーパーチャイニーズチェッカー」とも呼ばれる遊び方です。一度に遠くまで進めるので、少ない手数で上がりやすくなります。
他の陣地に止まれる・入れない
このローカルルールは、他の陣地の決まりを変えます。遊ぶ人によって分かれ、主に以下の2つがあります。
- 止まれる:他の陣地にも自由に止まれる
- 入れない:他の陣地には通ることもできない
「入れない」は、日本のダイヤモンドゲームと同じ決まりです。遠回りが増えるので、1局が少し長くなります。
駒15個
駒15個とは、2人か3人で遊ぶ時に、1人15個の駒を使うルールです。
陣地の10マスと、その前の六角形の辺の5マスに並べます。ゴールも同じ15マスになり、じっくり遊べます。
チーム戦
チーム戦とは、4人か6人の時に、向かいの人と2人1組で戦うルールです。
2人とも全部の駒をゴールに入れたチームの勝ちです。向かいの人の出発の陣地がゴールなので、お互いに早く空け合うと有利になります。
ゴールに入った駒は出られない
このローカルルールでは、ゴールの陣地に入った駒は、陣地の外へ出せなくなります。
ゴールの中で動かすのはOKですが、外へ戻すことはできません。外の駒が、ゴールの中の駒を飛び越して入るのはOKです。
ゴールをふさがれた時の決まり
相手の駒がゴールの陣地に残っていると、自分の駒を全部入れられないことがあります。
2人・4人・6人では、ゴールは向かいの人の出発の陣地です。向かいの人が駒を残し続けると、いつまでも上がれません。
この場合の決まった答えはないので、遊ぶ前に以下のような決まりを作っておきましょう。
- ゴールの全てのマスが埋まり、その中に自分の駒が1個以上あれば上がり
- じゃまをしている相手の駒と、自分の駒を入れ替えてもOK
- 出発の陣地に駒を残し続けるのはNG
例えば、1つ目の決まりで遊ぶ場合は、下の画像の赤は上がりです。
当サイトのチャイニーズチェッカーでも、1つ目の決まりで上がりになります。
チャイニーズチェッカーとダイヤモンドゲームの違い
チャイニーズチェッカーは、日本の『ダイヤモンドゲーム』と同じ仲間のゲームです。主な違いは以下の通りです。
| 違い | チャイニーズ | ダイヤモンド |
|---|---|---|
| 人数 | 2・3・4・6人 | 2~3人 |
| 駒の数 | 1人10個 | 1人15個 |
| 王駒 | なし | あり |
| 盤の色 | 6色 | 3色 |
| 他の陣地 | 通るのはOK | 入れない |
駒の動かし方は同じです。どちらも1マス進むか駒を飛び越して進み、相手の駒は取りません。
ダイヤモンドゲームの「王駒」は、並んだ駒をまとめて飛び越せる特別な駒です。詳しくは『ダイヤモンドゲームのルール解説』の記事をご覧ください。
チャイニーズチェッカーの名前の由来は?
チャイニーズチェッカーは、中国のゲームでも、チェッカー(駒を取り合う西洋のボードゲーム)の仲間でもありません。
元になったのは、四角い盤で遊ぶ『ハルマ』というゲームです。1892年にドイツで、星形の盤を使う『シュテルンハルマ(星のハルマ)』が登場しました。
1928年ごろにアメリカで売り出された時に、東洋風の名前を付けて『チャイニーズチェッカー』と呼ばれるようになりました。
日本でも、1933年(昭和8年)には『ダイヤモンドゲーム』の名前で売られていました。
チャイニーズチェッカーで勝つためのコツ
チャイニーズチェッカーで勝つためのコツを4つ紹介します。
- 1つおきに並べてはしごを作る
自分の駒を1つおきに並べると、後ろの駒が続けて遠くまで飛べます。相手も使えるので、作ったら早めに使いましょう。
- 相手の駒も踏み台にする
飛び越すのは何色の駒でもOKです。相手の駒が近くにある時は、それを使って大きく進めないか探しましょう。
- 後ろの駒を残さない
後ろの駒が取り残され、近くに飛び越せる駒もないと、1マスずつ進むことになります。いつも一番後ろの駒が進めるかを見ておきましょう。
- ゴールは奥から埋める
ゴールの陣地は、奥の方から順に入れると、入口がつまりません。手前から埋めると、残りの駒が入りにくくなります。
同じ仲間のダイヤモンドゲームの勝ち方は、『ダイヤモンドゲームの必勝法とコツ』の記事で紹介しています。はしごの作り方などは、チャイニーズチェッカーでも同じように使えます。
当サイトのチャイニーズチェッカーで選べる遊び方
当サイトのチャイニーズチェッカーでは、コンピューターと対戦できます。ゲーム画面の右上の「オプションルール」で、以下を選べます。
- 人数(2人・3人・4人・6人)
- 対戦相手(コンピューター・1台で交代)
- コンピューターの強さ(入門・よわい・ふつう・つよい・最強)
- 先手(あなた・交代で)
- 他の陣地(通るだけ・止まれる・入れない)
- 駒の数(10個・15個)
- 長い飛び越し(なし・あり)
最初は3人(自分とコンピューター2人)です。駒15個は、2人か3人の時に選べます。
駒を選ぶと行ける所に印が出ます。「1手戻す」と「ヒント」も使えます。
チャイニーズチェッカーのよくある質問
- チャイニーズチェッカーは何人でできる?
- 2人・3人・4人・6人で遊ぶのが一般的です。5人でも遊べますが、向かいに相手がいない人が1人出て、その人が有利になります。
- 簡単なルールは?
- 自分の番に駒を1個だけ動かし、隣のマスへ1マス進むか、隣の駒を飛び越して進みます。1つおきに駒が並んでいれば、続けて何回でも飛べます。先に自分の駒を全部向かいの陣地へ入れた人の勝ちです。
- 駒は何個使う?
- 1人10個です。6色の駒が10個ずつあり、6人で遊ぶ時は全部で60個使います。2人か3人で遊ぶ時は、1人15個に増やすこともあります。
- 相手の駒を取る?
- 取りません。飛び越された駒も、そのまま盤に残ります。駒を取らないのが、チェッカー(飛び越した駒を取る西洋のボードゲーム)との大きな違いです。
- 連続ジャンプは何回でも?後ろや横にも動ける?
- はい、1つおきに駒が並んでいれば、何回でも続けて飛べます。途中で止めてもOKです。1マス進む時も飛ぶ時も、前・横・後ろのどの向きへ動いてもOKです。
- 相手の陣地に入れる?
- 自分のゴールの陣地には、入って止まれます。出発とゴール以外の陣地は、続けて飛ぶ途中に通るのはOKですが、止まれません。遊ぶ人によっては、止まれる決まりや、入れない決まりにすることもあります。詳しくは、先ほど紹介した「⑤他の陣地には止まれない」で解説しています。
- ゴールを相手の駒にふさがれたらどうなる?
- 決まった答えはないので、遊ぶ前に決めておきましょう。よく使われるのは、ゴールの全てのマスが埋まり、その中に自分の駒が1個以上あれば上がりとする決まりです。詳しくは、先ほど紹介したローカルルールで解説しています。
- 動かせる駒がない場合はどうする?
- その番はパスにして、次の人の番にしましょう。決まった答えはないので、遊ぶ前に決めておくと安心です。
- 2人で遊ぶ時のルールは?
- 向かい合った2つの陣地を使い、相手の出発の陣地を目指します。駒は1人10個が一般的ですが、15個で遊ぶこともあります。
- 中国のゲーム?名前の由来は?
- 中国のゲームではありません。1892年にドイツで星形の盤のゲームとして売り出され、アメリカで『チャイニーズチェッカー』という売るための名前が付きました。詳しくは、先ほど紹介した「名前の由来」で解説しています。
- ダイヤモンドゲームとの違いは?
- 主な違いは盤の色と駒の数です。チャイニーズチェッカーは6色の盤で1人10個、王駒はありません。ダイヤモンドゲームは3色の盤で1人15個、王駒があります。
- 先手と後手はどちらが有利?
- 普通の大きさの盤では、どちらが有利かは、はっきり分かっていません。研究で調べた駒の少ない小さな盤では、2人の時は先手が正しく動けば勝てるという結果です。
- 何歳から遊べる?
- 7歳くらいから遊べます。ルールが簡単なので、子どもと大人が一緒に楽しめます。












