ダイヤモンドゲームに必勝法はある?
121マスの盤で遊ぶダイヤモンドゲームでは、必ず勝てる進め方(必勝法)は見つかっていません。
王駒(王様の駒)のない海外の遊び方『チャイニーズチェッカー』では、コンピューターで答えを調べた研究があります。研究で調べた駒の少ない小さな盤では、2人の時は先手が正しく動けば勝てるという結果です。
121マスの盤や、王駒のあるダイヤモンドゲームの答えは出ていません。
当サイトのダイヤモンドゲームで、コンピューター(つよい)同士を1200局ずつ対戦させました。人数と王駒のあり・なしで分けると、先手が1位になった割合は以下の通りです。
| 人数 | 王駒あり | 王駒なし |
|---|---|---|
| 2人 | 52% | 49% |
| 3人 | 38% | 34% |
先手と後手の差がなければ、2人なら50%、3人なら33%くらいになります。
3人の王駒ありだけ先手が少し高く、他の3つは差がない時の数に近い結果でした。
人数と王駒のあり・なしの組み合わせごとに1200局です。先手の席は1局ごとに変え、誰か1人が上がった所で数えました。コンピューターの指し方による結果なので、人同士の対戦でも同じになるとは限りません。
必勝法は見つかっていませんが、駒を速く運ぶための考え方はあります。この記事では、その考え方と、王駒の使い方・序盤から終盤の進め方を紹介します。
基本のルールは、『ダイヤモンドゲームのルール解説|王駒の動きと2人での遊び方』の記事で紹介しています。
ダイヤモンドゲームの勝ち方の基本
ダイヤモンドゲームでは、15個の駒を全部向かいの陣地(ゴール)へ先に運んだ人の勝ちです。王駒はゴールの一番奥にある「◎」のマスに入れます。
駒を速く運ぶための考え方を6つ紹介します。①〜⑤の考え方は、王駒のない『チャイニーズチェッカー』でも同じように使えます。
①はしごを作って続けて飛ぶ
自分の駒を1つおきに並べて「はしご」を作ると、後ろの駒が続けて何回も飛べます。
駒は隣の駒の向こうが空いていれば、その駒を飛び越せます。
飛んだ先でまた飛べる時は、続けて何回でも飛べます。続けて飛ぶことを「連続ジャンプ」と呼ぶこともあります。
例えば、下の画像では、後ろの駒が1つおきに並んだ3個の駒を3回続けて飛び越しています。
はしごを作ると次は相手の番です。相手も使えるので、相手に使われにくい所に作り、次の自分の番に早めに使いましょう。
②後ろの駒を残さない
一番後ろの駒は取り残さないようにしましょう。
前の駒ばかり進めると、後ろの駒の周りに、飛び越せる駒がなくなります。取り残された駒は1マスずつしか進めません。
例えば、下の画像では、出発の陣地に1個だけ残った駒がゴールまで1マスずつ進むしかありません。
上がるには、全部の駒をゴールに入れなければいけません。毎回、一番後ろの駒が進めるかを確かめましょう。
③真ん中を通る
駒を進める時は、盤の端より真ん中を通りましょう。
真ん中の六角形はマスが多く、飛び越せる駒も集まります。盤の端のマスは、隣にある他の色の星の先に入れないので、動ける向きが少なくなります。
例えば、下の画像の真ん中の駒は6つの向きへ進めますが、端の駒は4つの向きにしか進めません。
④相手の駒も踏み台にする
相手の駒も、自分の駒と同じように飛び越すことができます。
王駒のほかは何色の駒でも踏み台(飛び越すための駒)になります。自分の駒と相手の駒を組み合わせると、長く続けて飛べる道が見つかりやすくなります。
例えば、下の画像では、赤の駒が黄色・緑・赤の駒を順に飛び越しています。
⑤ゴールは奥と両端から埋める
ゴールの陣地は、奥の段と左右のふちから埋めていきましょう。
入口に近いマスから埋めると、後から来た駒が奥の空いたマスへ入りにくくなります。
例えば、下の画像の1・2・3の順に埋めると、最後まで入口の真ん中が空いたままになります。
⑥◎は王駒のために空けておく
ゴールの一番奥の◎には、子駒(王駒ではない駒)を入れずに空けておきましょう。
上がるには、王駒を◎に入れなければいけません。子駒を◎に入れてしまうと、後でその駒を◎から動かす手間がかかります。
王駒を◎に入れる方法は、次の章の「③◎へは並びを飛び越して入る」で紹介しています。
ダイヤモンドゲームの王駒(王様)の使い方
王駒は、一直線に並んだ駒をまとめて飛び越せる、1人1個の特別な駒です。王駒の使い方を3つ紹介します。
①混み合った所でまとめて飛ぶ
王駒は、駒が混み合っている序盤から中盤のうちに、まとめて飛んで進めましょう。
王駒は、一直線にくっついて並んだ駒なら、何個でも何色でもまとめて飛び越せます。(並びの中に王駒がある時は飛べない)
例えば、下の画像では、王駒が一直線に並んだ4個の駒をまとめて飛び越しています。
王駒は自分の陣地の一番奥から出て、ゴールの一番奥まで進むので、どの駒よりも道のりが長くなります。終盤は真ん中の駒が減り、まとめて飛べる並びも少なくなるので、早めに進めておきましょう。
最初の並びでは、王駒の前に自分の駒が一直線に4個並んでいます。そのため、1手目から4個をまとめて飛び越して、陣地の外まで一気に出られます。
②王駒で相手の道をふさぐ
王駒は誰にも飛び越されないので、相手の道をふさぐ壁になります。
例えば、相手が続けて飛びたい道の上に王駒を置くと、相手はそこを飛び越せません。
ただし、自分の駒も自分の王駒を飛び越すことはできません。自分のはしごの途中に王駒を置くと、自分の道もふさいでしまいます。
③◎へは並びを飛び越して入る
王駒は、ゴールのふちに並んだ駒をまとめて飛び越して、◎に入ることができます。
◎の隣のマスは2つだけで、どちらもゴールの左右のふちの上にあります。ふちに駒が並んでいれば、ゴールの外からでも一気に◎まで飛べます。
ゴールのふちを先に埋めておくと、王駒の通り道になります。ゴールを両端から埋めるのは、このためでもあります。
ダイヤモンドゲームの序盤・中盤・終盤の進め方
ダイヤモンドゲームの序盤・中盤・終盤の進め方を紹介します。
①序盤は踏み台を作って真ん中へ
序盤は、後ろの駒が飛ぶための踏み台を陣地から真ん中へ向けて作っていきます。
最初の並びでは、駒が陣地にぎっしり詰まっています。1手目に飛べるのは、前から2段目の駒と王駒だけです。
例えば、下の画像では、2段目の駒が前の段の駒を飛び越して1手で2段進んでいます。
陣地の外に出た駒は、他の駒が飛ぶための踏み台にもなります。前の段の駒を1マス出す手も、同じように踏み台になります。
②中盤は後ろの駒を先頭へ飛ばす
中盤は、後ろの駒を前の駒の上から先頭まで一気に飛ばすのが基本です。
前の駒を1マスずつ進めるより、後ろの駒を続けて飛ばした方が、1手で大きく進めます。飛んだ駒が先頭になり、後ろに残った駒がまた飛ぶ、という流れをくり返しましょう。
真ん中は他の人の駒も集まって混み合います。相手の駒も踏み台にして、長く飛べる道を探しましょう。
王駒も、真ん中が混み合っている間に進めておきましょう。
③終盤は遠い駒から運ぶ
終盤はゴールから遠い駒から先に運びます。
終盤になると真ん中の駒が減り、飛び越せる駒も少なくなります。遠くに残った駒ほどゴールまで何手もかかるので、早めに動かしましょう。
ゴールの入口が詰まった場合は、ゴールの中の駒を奥へ動かして、入口に近いマスを空けます。
例えば、下の画像では、ゴールの中の駒を1マス奥へ動かして外の駒が入れる所を作っています。
全部の駒がゴールに入り、王駒が◎にあれば上がりです。
ダイヤモンドゲームを無料で遊ぶダイヤモンドゲームの2人と3人の違い
ダイヤモンドゲームは、2人でも3人でも遊べます。2人と3人の主な違いは以下の通りです。
| 違い | 2人 | 3人 |
|---|---|---|
| 使う色 | 2色 | 3色 |
| 通り道 | 真ん中で | 3本が |
| 次の番まで | 相手が1人 | 相手が2人 |
| 相手の駒 | 15個 | 30個 |
| 勝ち負け | 先に上がった | 上がった順に |
①2人は通り道が斜めに交わる
2人で遊ぶ時は、2人の通り道が盤の真ん中で斜めに交わります。
どの2色を選んでも、相手の出発の陣地を目指す形にはなりません。
例えば、赤(下から上へ)と黄色(左上から右下へ)で遊ぶと、下の画像のように真ん中で道が交わります。
使わない色の星の先(10マス)にはどちらも入れません。通り道が交わる真ん中で、相手の駒とぶつかります。
②3人は道がよく変わる
3人で遊ぶ時は、自分の番が来るまでに2人が動くので、道がよく変わります。
下の画像のように、3人の時は3本の通り道が真ん中で交わります。
作ったはしごが、次の番までにふさがれたり、使われたりしやすくなります。その代わり、相手の駒は2人の時の2倍の30個になり、踏み台も増えます。
ダイヤモンドゲームのじゃまの仕方とマナー
ダイヤモンドゲームでは、相手の道をふさぐこともできます。じゃまの仕方と、気をつけたいマナーを紹介します。
①相手の着く所をふさぐ
相手が飛び越したい駒の向こうに自分の駒を置くと、相手はそこを飛べなくなります。
2個くっついて並んだ駒は、飛び越すことができないからです。続けて飛ぶ途中で止まってもいいので、飛べる所まで飛ばずに、相手の着く所で止まる手もあります。
例えば、下の画像では、黄色の駒が飛び越したい駒の向こうに赤の駒を置いて2個並びにしています。
ただし、王駒だけは並んだ駒もまとめて飛び越せます。
じゃまをする手は、自分の駒があまり進まない手になりがちです。自分の道作りにもなる所を選びましょう。
②ゴールに居座らない
相手のゴールに駒を残し続けて上がりをじゃまするのは、マナー違反と考える人もいます。
他の色の駒が入れるのは、ゴールの陣地のうち、境界線(真ん中の六角形の辺)の5マスだけです。
中でも、自分の出発の陣地の角のマスは、他の人のゴールの角でもあります。最後まで駒を残さないようにしましょう。
居座られた時のために、「ゴールの15マスが全部埋まり、自分の王駒が◎にあれば上がり」というルールもあります。このルールなら、相手の駒がゴールに残っていても上がれます。
基本のルールには、居座られた時の決まりがありません。このルールを使うかは、遊ぶ前に決めておきましょう。
ダイヤモンドゲームで勝つためのコツ
ダイヤモンドゲームで勝つためのコツを6つ紹介します。
- 毎回一番後ろの駒を確かめる
動かす前に、一番後ろの駒が次の番も進めるかを見ます。取り残されそうなら、先に後ろの駒を動かしましょう。
- 飛ぶ前に一番長い道を探す
同じ駒でも、どの向きに飛ぶかで着く所が変わります。全部の駒を見て、一番遠くまで進める道を探すようにします。
- 飛べない番は踏み台を作る
飛べる駒がない場合は、次の番に飛ぶための踏み台になる所へ1マス動かしましょう。
- 作ったはしごは早めに使う
はしごを作ると次は相手の番です。相手も使えるので、次の自分の番に使える道があれば、早めに後ろの駒を飛ばしましょう。
- 相手の長い道をふさぐ
相手が大きく続けて飛べる道があれば、着く所に駒を置いてふさぐのが有効です。ふさぐ駒が次の自分の踏み台になる所を選ぶと、むだがありません。
- コンピューターで練習する
当サイトのダイヤモンドゲームでは、入門から最強まで5段階の強さを選べます。入門やよわいから始めて、はしごを作る練習をしてみましょう。
ダイヤモンドゲームの必勝法のよくある質問
- ダイヤモンドゲームに必勝法はある?
- 121マスの盤では、必ず勝てる進め方は見つかっていません。はしごを作って続けて飛ぶ・後ろの駒を残さないなどの考え方で、勝ちやすくなります。
- 先手と後手はどっちが有利?
- はっきりした答えは出ていません。当サイトのダイヤモンドゲームで、コンピューター(つよい)同士を対戦させました。先手が1位になった割合は、2人で52%、3人で38%でした。2人は差がない時(50%)に近く、3人の王駒ありは先手が少し高めでした。人同士の対戦でも同じになるとは限りません。
- コンピューターに勝つには?
- まずは、後ろの駒を残さないことです。毎回一番後ろの駒を確かめ、相手の駒も踏み台にして、長く続けて飛べる道を探しましょう。
- 王駒はいつ動かす?
- 駒が混み合っている序盤から中盤に動かすのがおすすめです。終盤は真ん中の駒が減り、まとめて飛べる並びが少なくなります。
- 最後の1個が入らない時は?
- ゴールの中の駒を奥へ動かして、入口に近いマスを空けましょう。ゴールに入った駒も、中で動かすことができます。
- 相手がゴールに居座ったらどうなる?
- 基本のルールには決まりがないので、遊ぶ前に決めておきましょう。「ゴールの15マスが全部埋まり、自分の王駒が◎にあれば上がり」というルールなら、居座られても上がれます。
- 作ったはしごは相手も使える?
- はい、使えます。王駒のほかは何色の駒でも飛び越せるので、はしごは相手の踏み台にもなります。作ると次は相手の番なので、相手に使われにくい所に作り、早めに自分で使いましょう。












