クリベッジはどんなゲーム?
クリベッジ(Cribbage)は、2人で遊ぶイギリス生まれのトランプゲームです。「クリビッジ」とも呼ばれ、イギリスやアメリカで長く遊ばれています。
出したカードの合計を15や31にしたり、ペアや続き番号を作ったりして点を取ります。先に121点に届いた人の勝ちです。
例えば、Aさんが10、Bさんが5を出すと合計15になり、Bさんに2点が入ります。
点は「クリベッジボード」という穴のあいた板に、ペグ(小さな棒)をさして数えます。
ボードがない場合は、紙に点を書いて遊べます。
クリベッジの使用カード
クリベッジで使うカードは以下の通りです。
- ジョーカー以外の52枚
- 点を数えるクリベッジボード(なければ紙とペン)
合計を数える時は、Aは1、2~10は数字の通り、J・Q・Kは10として数えます。
続き番号は、A・2・3からJ・Q・Kまでの数字の順です。KとAは繋がりません。
クリベッジのルール・遊び方
クリベッジのルール・遊び方を紹介します。
クリベッジの勝敗
先に121点に届いた人の勝ち。
121点に届いたら、カードを出している途中でも、点を数えている途中でも、その場で終わります。
1回では121点に届かないので、親を交代しながら何回も遊びます。
①親を決めて6枚ずつ配る
2人が山札から1枚ずつめくり、数字の小さい人が最初の親になります。(Aが一番小さい)
同じ数字や、2人とも10・J・Q・K(どれも10と数える)の場合は、めくり直します。
親はカードをよく混ぜて、相手から1枚ずつ交互に、6枚ずつ配ります。
親でない人を「子」と言います。残りのカードは、裏向きの山札にします。
めくった数字の大きい人を親にするルールもあります。
②2枚ずつ捨てて「クリブ」を作る
2人とも、手札から2枚を選んで裏向きに出します。
出した4枚を「クリブ」と言い、親の点になります。
クリブは、あとで親が手札と同じように点を数えます。親にとっては、2つ目の手札のようなものです。
手札は4枚残ります。
③スターターを1枚めくる
子が山札を2つに分け、親が下の山の一番上をめくって表向きに置きます。
この1枚を「スターター」と言い、2人とも手札の点を数える時に使います。
スターターがJの場合は、親に2点が入ります。(「ヒズ・ヒール」と言う)
④子から1枚ずつ出して合計を言う
子から交互に1枚ずつ、自分の前に表向きに出します。
出す時は、それまでに出たカードの合計を声に出します。
例えば、子が10を出して「10」、親が5を出して「15」と言います。
出したカードは、自分の前に並べておきます。あとで手札に戻して、点を数えるためです。
⑤合計15・31やペア・続き番号で点が入る
カードを出した時に、以下の形になると出した人に点が入ります。
| 出した時の形 | 点 |
|---|---|
| 合計がちょうど15 | 2点 |
| 合計がちょうど31 | 2点 |
| 直前と同じ数字(ペア) | 2点 |
| 同じ数字が3枚続く | 6点 |
| 同じ数字が4枚続く | 12点 |
| 続き番号が3枚以上 | 枚数ぶん |
続き番号は、出した順番がばらばらでも数えます。例えば、4・6・5と出たら、5を出した人に3点です。
数えるのは、最後に出したカードから続けて並ぶ3枚以上だけです。例えば、4・6・K・5と出た場合は、Kが間にあるので続き番号になりません。
⑥31を超える時は「ゴー」
合計は31を超えてはいけません。
出せるカードがない人は「ゴー」と言います。言われた人は、出せるだけ続けて出します。
2人とも出せなくなったら、最後に出した人に1点が入ります。
合計を0に戻し、最後に出した人の相手から、また出していきます。(相手の手札がない場合は、最後に出した人から)
合計がちょうど31になった場合は2点だけで、ゴーの1点はありません。
⑦最後の1枚を出した人に1点
2人とも手札を全部出したら、カードを出すのは終わりです。
最後の1枚を出した人に1点が入ります。(ちょうど31で終わった場合は2点だけ)
⑧子の手札→親の手札→クリブの順に数える
出したカードを手元に戻して、手札の点を数えます。
子の手札・親の手札・親のクリブの順に数えます。どれも、4枚にスターターを足した5枚で数えます。
子が先に数えるので、121点の近くでは子が先に勝つことがあります。
点の数え方は、記事の後半で詳しく紹介しています。
⑨親を交代して121点を目指す
3つ数え終わったら、1回が終わりです。親を交代して、また6枚ずつ配ります。
どちらかが121点に届くまで、これをくり返します。
クリベッジを無料で遊ぶクリベッジの点数の数え方
手札とクリブの点数は、以下の通りです。
| 5枚の中の組 | 点 |
|---|---|
| 足して15になる組(15) | 1組2点 |
| 同じ数字の2枚(ペア) | 1組2点 |
| 3枚以上の続き番号(ラン) | 枚数ぶん |
| 手札4枚が同じマーク(フラッシュ) | 4点(5枚なら5点) |
| スターターと同じマークのJ(ノブ) | 1点 |
5枚の中で、できる組を全部数えます。1枚のカードは、いくつもの組に使ってもOKです。(ランは一番長い形だけ)
15(フィフティーン)
足して15になる組は1組で2点です。
例えば、手札が5・5・10・4で、スターターが6の場合は、15になる組が4つで8点です。
2枚でも3枚でも、足して15になれば数えます。
ペア
同じ数字の2枚は1組で2点です。
3枚揃うと3組で6点、4枚揃うと6組で12点になります。
ラン(続き番号)
3枚以上の続き番号は枚数と同じ点です。マークは違ってもOKです。
例えば、A・2・3・4は4点です。中のA・2・3や2・3・4は、重ねて数えることができません。
同じ数字がある場合は、その分ランを何組も数えます。
例えば、3・4・4・5は、3・4・5のランが2組で6点と、4のペアで2点です。(合わせて8点)
フラッシュ
手札の4枚が同じマークなら4点です。スターターも同じマークなら5点になります。
クリブは、スターターも合わせて5枚が同じマークの時だけ5点です。4枚ではフラッシュになりません。
ノブ
スターターと同じマークのJを持っていたら1点です。(「ヒズ・ノブ」とも言う)
点数の数え方の例
例えば、手札が4・5・5・6で、スターターがJの場合は16点です。
15・ペア・ランの順に、合計を言いながら足していくと分かりやすいです。
最高は29点
一番高い手は29点です。手札が5・5・5・Jで、スターターがJと同じマークの5の時だけです。
19・25・26・27点は、どんなカードでも作れません。そのため、0点の時に冗談で「19点」と言うことがあります。
カードを出す時との違い
カードを出す時と手札を数える時は、点の数え方が少し違います。違いは以下の通りです。
| 違い | カードを | 手札を |
|---|---|---|
| 15 | 合計がちょうど | 足して15になる |
| ペア | 直前と同じ | 同じ数字の |
| ラン | 最後に続けて | 5枚を並べ替えて |
| 31 | ちょうど31で | ない |
| フラッシュ | ない | ある |
クリベッジボードの使い方
クリベッジボードは、点を数えるための穴のあいた板です。1人に121点ぶんの穴の列があります。
1人に2本のペグを使い、点が入ったら、後ろのペグを前のペグの先へ進めます。
例えば、前のペグが5、後ろのペグが2の所にある時に3点入ったら、後ろのペグを8に進めます。
後ろのペグは、1つ前の点を表します。間違えて進めても、すぐに確かめられます。
2人ともスタートの穴から始めて、列を行ったり来たりしながら進み、先にゴールの穴に入った人の勝ちです。
ボードによっては、穴の列に「スカンク」の線が引いてあります。ローカルルールのスカンクで使う線です。
クリベッジのローカルルール
クリベッジでよく遊ばれるローカルルールを紹介します。
61点で遊ぶ
このローカルルールは、121点の代わりに、61点に先に届いた人の勝ちにします。
半分くらいの時間で遊べるので、短く遊びたい時におすすめです。
マギンズ
マギンズとは、相手が数えもらした点が自分のものになるルールです。
相手が手札の点を言ったあとに、数えもれに気づいたら「マギンズ」と言って、その点をもらいます。
スカンク
スカンクとは、負けた人が91点に届かなかった時に、2ゲーム分の勝ちにするルールです。
61点にも届かなかった時は「ダブルスカンク」と言い、3ゲーム分か4ゲーム分の勝ちにします。
61点で遊ぶ時は、負けた人が31点に届かなかったらスカンクです。
5枚クリベッジ
このローカルルールは、5枚ずつ配って2枚を捨て、3枚の手札で遊びます。昔からある遊び方で、61点で勝負します。
最初の1回だけ、子に3点が入ります。カードを出すのは31までの1回だけで、手札3枚が同じマークならフラッシュで3点です。
その他のローカルルール
その他にも、以下のようなローカルルールがあります。
- めくった数字の大きい人を、最初の親にする
- 負けた人を、次のゲームの最初の親にする
- カードを出す時の点にも、マギンズを使う
- 5枚ずつ配ってクリブにも2枚配り、2人は1枚ずつ捨てる
3人・4人でのクリベッジの遊び方
クリベッジは2人で遊ぶのが基本ですが、3人や4人でも遊べます。
3人の場合は、5枚ずつ配り、山札から1枚をクリブに置きます。全員が1枚ずつクリブに捨てて、手札もクリブも4枚にします。
親の左隣の人から時計回りに出し、数えるのも親の左隣の人からです。親の手札とクリブを最後に数えます。
4人の場合は、向かいの人と組になります。5枚ずつ配って1枚ずつ捨て、組の2人の点を合わせて数えます。
クリベッジで勝つためのコツ
クリベッジで勝つためのコツを6つ紹介します。
- 親の時は点になる2枚をクリブへ
クリブは自分の点になります。5や、ペア・続き番号になりそうな2枚を入れましょう。
- 子の時は5をクリブに入れない
5は10・J・Q・Kと足して15になります。相手のクリブに点をあげないように、手札に残すのが有効です。
- 出し始めは4以下のカード
最初に4以下を出すと、相手は1枚で15を作れません。5は相手の10で15になるので、避けましょう。
- 合計を5や21にしない
10と数えるカードは16枚もあります。合計を5や21にすると、相手に15や31を作られやすくなります。
- 小さいカードは最後まで残す
合計が31に近くなると、小さいカードしか出せません。最後まで残すと、31やゴーの1点を取りやすくなります。
- 同じ数字が2枚あればペアを返す
相手にペアを作られても、3枚目を出せば6点を取り返せます。同じ数字を2枚持っている時は、その数字から出すのも手です。
当サイトのクリベッジで選べる遊び方
当サイトのクリベッジでは、コンピューターと1対1で対戦できます。ゲーム画面の右上の「オプションルール」で、以下を選べます。
- コンピューターの強さ(よわい・ふつう・つよい)
- 目標の点(121点・61点)
- 自分で数える・マギンズ
手札を数える時は、15・ペア・ランなどの組を1つずつ光らせて、点の内訳を見せます。「ヒント」で、クリブに捨てる2枚や出すカードのおすすめも分かります。
スカンクは結果の画面に印を出しますが、勝ちの数は1回として数えます。
クリベッジのよくある質問
- クリベッジとクリビッジは違う?
- 同じゲームです。英語の「Cribbage」の読み方の違いで、「クリベッジ」と書かれることが多いです。
- クリベッジは何人で遊べる?
- 2人で遊ぶのが基本です。3人や、向かいの人と組になる4人でも遊べます。詳しくは、先ほど紹介した「3人・4人でのクリベッジの遊び方」で解説しています。
- クリベッジボードがなくても遊べる?
- 遊べます。紙に2人の点を書いて、足していけばOKです。
- 最高点は何点?
- 29点です。手札が5・5・5・Jで、スターターがJと同じマークの5の時だけできます。
- 「19点」ってどういう意味?
- 点がないことを表す冗談です。19点の手はどんなカードでも作れないので、0点の時に「19点」と言うことがあります。
- 親と子はどちらが有利?
- 親の方が有利です。クリブの点が親のものになるからです。ただし、子は先に手札を数えるので、121点の近くでは先に勝つことがあります。
- 121点ぴったりでないと勝てない?
- ぴったりでなくてもOKです。例えば、120点の時に2点が入っても、その場で勝ちになります。
- ゴーのあとはどうする?
- ゴーと言われた人が、出せるだけカードを出します。2人とも出せなくなったら、最後に出した人に1点が入ります。(ちょうど31なら2点だけ)その後、合計を0に戻し、最後に出した人の相手から出します。
- クリベッジに必勝法はある?
- 必ず勝てる方法はありません。親の時は点になる2枚を、子の時は点になりにくい2枚をクリブに捨てるのが基本です。詳しくは、先ほど紹介した「クリベッジで勝つためのコツ」で解説しています。
- クリベッジはアプリで遊べる?
- 当サイトのクリベッジなら、ダウンロードなしでブラウザから無料で遊べます。相手はコンピューターなので、1人でも遊べます。
- 2人で遊べるトランプゲームはほかにもある?
- はい、たくさんあります。一緒に遊ぶ相手や1回の時間で選べるように、「2人でできるトランプゲームのおすすめと選び方」の記事で紹介しています。












