五目並べに必勝法はある?
禁じ手のない五目並べは、先手の黒が正しく打てば必ず勝てることが分かっています。
1990年代に、15路の盤でコンピューターを使って確かめられました。ただし、その打ち方はとても複雑で、人が全て覚えるのは難しいです。
そこで覚えておきたいのが、相手が止めきれない「勝ちの形」です。この記事では、勝ちの形と、それを作るための打ち方を紹介します。
黒と白の差を小さくするために、黒にだけ「禁じ手」(置いてはいけない手)を決めるルールもあります。禁じ手は『五目並べのルール解説』で紹介しています。
五目並べの形の呼び方
勝ちの形の説明で使う、石の並び方の呼び方は以下の通りです。
- 四(し)はあと1つ置くと5つ並ぶ形
- 達四(たっし)は両端が空いていて、どちらに置いても5つ並ぶ四(止められない)
- 三(さん)はあと1つ置くと達四になる形
それぞれの形の画像は、『五目並べのルール解説』で紹介しています。
五目並べの勝ちの形
五目並べで勝つには、相手が1回では止めきれない形を作ります。代表的な勝ちの形を3つ紹介します。
どの形も、相手が四を作って反撃できる時は、先にその四を止めなければいけません。勝ちの形を作る前に、相手の反撃がないか確かめましょう。
①四三(しさん)
「四三」とは、1つの石で、四と三を同時に作る手です。
相手は、先に四を止めるしかありません。その間に三を達四にすれば、もう止められません。四三は、五目並べで一番よく出る勝ち方です。
②四四(しし)
「四四」とは、1つの石で、四を2つ同時に作る手です。
相手は片方の四しか止められないので、もう片方で5つ並べて勝ちます。
③三三(さんさん)
「三三」とは、1つの石で、三を2つ同時に作る手です。
相手が片方の三を止めても、もう片方を達四にできます。
連珠のルールでは、黒の四四と三三は禁じ手です。三三禁止のルールでは、黒の三三が禁じ手です。禁じ手のあるルールで黒を持つ時は、四三を目指しましょう。
五目並べの四追い(しおい)
「四追い」とは、四を続けて打って勝つ打ち方です。
四を作ると、相手は次の番で止めるしかありません。(相手が先に5つ並べられる時を除く)そのため、相手が置く場所を決めながら、自分の形を作っていけます。
例えば、下の画像の黒は、四を2回続けたあとに四三を作っています。
四追いの間、相手は止めるだけで、自分の形を作れません。最後に四三や四四ができるように、四を作る順番を考えましょう。
三を続けて打って勝つ打ち方は「三追い(さんおい)」と言います。相手は三を止める前に自分の四で返すこともできるので、四追いより読むのが難しくなります。
五目並べを無料で遊ぶ五目並べで先手(黒)が勝つための打ち方
五目並べで先手(黒)が勝つための打ち方を紹介します。
①1手目は真ん中に置く
黒の1手目は、盤の真ん中(天元)に置くのが一般的です。
真ん中なら、上下左右と斜めのどの向きにも、5つ並べる広さがあります。
②3手目は2つの石の近くに置く
白の2手目は、1手目のすぐ隣に置くのが一般的です。縦か横の隣に置くことを「直接打ち」、斜めの隣に置くことを「間接打ち」と言います。
黒の3手目は、1手目と2手目のすぐ近くに置きます。
中でも、連珠の「花月(かげつ)」と「浦月(ほげつ)」は、黒が正しく打てば勝てることが分かっている3手目です。
ただし、3手目だけで勝ちが決まるわけではありません。その後も、相手の手に合わせて正しく打ち続ける必要があります。
連珠では、最初の3手の基本の形を「珠型(しゅけい)」と言い、26種類あります。
③石を近くにまとめて置く
自分の石は、離さずに近くにまとめて置きましょう。
石が近くにあると、2つや3つの並びがいくつもでき、四三を作れる所が増えます。
④禁じ手のあるルールでは四三を目指す
三三禁止や連珠のルールでは、黒は四三で勝つのが基本です。
三三(連珠では四四も)は禁じ手なので、勝ちの形に使えません。四と三を同時に作れる形を意識して、石を置いていきましょう。
五目並べで後手(白)が勝つための打ち方
後手(白)は黒より不利なので、守りながら勝つチャンスを待ちます。後手(白)が勝つための打ち方を紹介します。
①止める順番を守る
自分の番が来たら、以下の順番で置く場所を考えます。
- 自分が5つ並べられるなら、5つ並べる
- 相手の四を止める
- 四追いで勝てるなら、四を続けて打つ
- 相手の三を止める
- 自分の並びを伸ばす
相手の四を見落とすと、次の番で負けます。三も、放っておくと達四を作られます。
この順番は黒を持つ時も同じです。
②止めながら攻める
止める石は、自分の並びにもなる所を選びましょう。
例えば、相手の三は、両端のどちらかを止めれば達四になりません。自分の石に繋がる方の端を止めると、守りながら自分の形を作れます。
③黒の禁じ手を利用する
三三禁止や連珠のルールでは、白の四を止める所が黒の禁じ手なら、白の勝ちです。
例えば、下の画像では、白の四を止める所(×)に黒が置くと、縦の三と斜めの三ができる三三になります。
黒は禁じ手の所に置けないので、白の四を止められません。白は次の番で5つ並べて勝ちます。
このように、黒を禁じ手の所に追い込むのが、白の大事な勝ち方です。
五目並べで勝つためのコツ
五目並べで勝つためのコツを6つ紹介します。
- 置く前に相手の四と三を探す
自分の形ばかり見ていると、相手の四や三を見落とします。石を置く前に、盤全体を確かめるようにします。
- 斜めの並びに気をつける
斜めの並びは、縦や横より見落としやすいです。相手の石が斜めに並んでいないか、意識して見るようにします。
- 間の空いた三を見落とさない
「●・●●」のように、間が1つ空いた並びも三です。空いた所に置かれると達四になるので、早めに止めましょう。
- 四や三で相手に守らせる
四を作ると、相手は止めるしかありません。三でも守らせることができますが、四で返されることもあるので、相手の反撃を確かめながら攻めましょう。
- 盤の端より真ん中で戦う
盤の端の近くでは、端の向きに並びを伸ばせません。並びを作る時は、広い真ん中の方へ伸ばしましょう。
- コンピューターで練習する
当サイトの五目並べでは、入門から最強まで5段階の強さを選べます。入門やよわいから始めて、四三で勝つ練習をしてみましょう。
五目並べの必勝法のよくある質問
- 先手と後手はどっちが有利?
- 先手(黒)が有利です。禁じ手のない五目並べは、黒が正しく打てば必ず勝てることが分かっています。
- 後手(白)でも勝てる?
- はい、勝てます。黒の勝ちの形を止め続け、黒が間違えた時に、自分の勝ちの形を作ります。三三禁止や連珠のルールでは、黒の禁じ手を利用して勝つこともできます。
- 黒の必勝法は覚えられる?
- 全てを覚えるのは難しいです。必勝の手順はとても複雑なので、まずは四三などの勝ちの形と、四追いを覚えましょう。
- 四三とは何?
- 1つの石で、四と三を同時に作る手です。相手が四を止めている間に、三を達四にして勝てます。
- 三三は反則?
- ルールによって違います。禁じ手なしのルールでは、三三を作ってもOKです。三三禁止と連珠のルールでは、黒の三三だけが禁じ手です。
- 初手はどこに置く?
- 盤の真ん中(天元)に置くのが一般的です。真ん中なら、どの向きにも5つ並べる広さがあります。
- コンピューターに勝つには?
- まずは、相手の四を必ず止めることです。相手の三は、自分の四で返して勝てないか確かめてから止めましょう。そのうえで、四追いや四三で勝てる形を目指しましょう。












