マンカラはどんなゲーム?
マンカラは、盤のくぼみ(ポケット)に入った石を、1個ずつ順番にまいていく2人用のボードゲームです。種をまくような動きから「種まきゲーム」とも呼ばれます。
交代で石をまいて、盤の両端にあるゴール(大きなくぼみ)へ石を入れていきます。
日本でよく遊ばれている遊び方は、「カラハ」と「ベーシック」の2つです。カラハは、自分のゴールに入れた石が多い方の勝ちです。ベーシックは、自分の陣地(手前の段)の石を先になくした方の勝ちです。
アフリカや中東、アジアで古くから遊ばれてきた、世界で最も古いゲームの1つと言われます。「マンカラ」は1つのゲームの名前ではなく、こうした種まきゲームをまとめた呼び名です。遊び方は土地によって何百種類もあります。
使うものと準備
- 盤:ポケット12個(6個ずつ2段)と、両端の大きなゴール2個
- 石:48個(ポケット1つに4個ずつ入れる)
2人が向かい合って座ります。手前の段の6つのポケットが自分の陣地で、右端のゴールが自分のゴールです。ゲームの画面では、下の段があなたの陣地、右のゴールがあなたのゴールです。
石は反時計回りに進みます。自分の陣地の石は右へ進んで、右端の自分のゴールに入ります。
先に始める人は、じゃんけんなどで決めます。
カラハのルール・遊び方
カラハは、世界で一番広く遊ばれているルールです。自分のゴールに、相手より多くの石を入れた方の勝ちです。
遊び方は5つの手順です。
①ポケットを1つ選んで、石を1個ずつまく
自分の番では、自分の陣地のポケットを1つ選び、中の石を全て取ります。取った石を、右隣のポケットから反時計回りに、1個ずつ入れていきます。
石のないポケットは選べません。
②自分のゴールにも入れて、相手の陣地へ進む
自分の陣地の右端まで来たら、自分のゴールにも1個入れ、そのまま相手の陣地のポケットへ進みます。
相手のゴールには入れません(飛ばして、自分の陣地の左端へ戻ります)。
ゴールに入れた石は、もう動かしません。
③最後の石がゴールに入ると、もう1回
最後の1個がちょうど自分のゴールに入ったら、もう1回自分の番です。
もう1回動かしたときも、最後の1個がちょうど自分のゴールに入れば、さらにもう1回動かせます。ゴールに入り続ける限り、何回でも続けて自分の番です。
④空のポケットに入ると「横取り」
最後の1個が、自分の陣地の空のポケットに入ると、「横取り」ができます。
向かいにある相手のポケットの石を全て取り、最後の1個と一緒に、自分のゴールに入れます。
向かいのポケットが空のときは、横取りにはなりません。相手の陣地の空のポケットに入ったときも、何も起きません。
⑤どちらかの陣地が空になったら終わり
どちらかの陣地の6つのポケットが全て空になったら、ゲームは終わりです。ポケットに残っている石は、その陣地の人のゴールに入れます。
ゴールの石が多い方の勝ちで、同じ数なら引き分けです。石は全部で48個なので、25個以上をゴールに入れれば勝ちが決まります。
ベーシックのルール・遊び方
ベーシックは、日本でよく遊ばれているルールです。カラハより決まりが少なく、初めての人や小さな子どもに向いています。自分の陣地の石を、先に全てなくした方の勝ちです。
石のまき方はカラハと同じですが、次の3つが違います。
- 相手のゴールにも石を入れる(飛ばさない)
- 最後の石がゴールに入ったら、自分のゴールでも相手のゴールでも、もう1回
- 横取りはない
ゴールに入れた石の数は、勝ち負けに関係ありません。自分の陣地を早く空にするために、石をゴールや相手の陣地へ送っていきます。
| 違い | カラハ | ベーシック |
|---|---|---|
| 勝ち方 | ゴールの石が | 自分の陣地を |
| 相手のゴール | 入れない | 入れる |
| 「もう1回」に | 自分の | どちらの |
| 横取り | あり | なし |
| 終わりに | その陣地の | 数えない |
その他のルール
マンカラは、遊ぶ人や土地によって、決まりが少しずつ違います。遊ぶ前に、どのルールで遊ぶかを決めておきましょう。
- 最初の石の数を変える:ポケット1つに3個(全部で36個)にすると早く終わり、5個・6個にすると長いゲームになります。
- 横取りをなくす:カラハから横取りをなくすと、やさしい遊び方になります。
- 向かいが空でも横取り:向かいのポケットが空でも、最後の1個を自分のゴールに入れる遊び方があります。
- 残った石を数えない:終わったときにポケットに残っている石を、どちらのものにもしない遊び方があります。
世界には、西アフリカの「オワリ」やフィリピンの「スンカ」など、その土地ごとのマンカラがあります。
当サイトのマンカラで選べる遊び方
当サイトのマンカラでは、右上の「オプションルール」から次の遊び方を選べます。成績は、ルールと強さごとに記録されます。
| オプション | 内容 |
|---|---|
| ルール | カラハ・ベーシック最初は、世界で一番広く遊ばれている「カラハ」です。 |
| 対戦相手 | コンピューター・2人で対戦2人で対戦は、1台のスマホやPCで交代しながら遊びます。 |
| コンピューターの強さ | よわい・ふつう・つよい・最強「よわい」はあまり先を読まず、「最強」は時間いっぱい先を読みます。 |
| 最初の石の数 | 3個・4個・5個・6個ポケット1つに入れる石の数です。最初は4個です。 |
| 先に始める人 | あなた・コンピューター・交互「交互」は、1回ごとに入れかわります。 |
勝つコツ
カラハで勝ちやすくなるコツを、6つ紹介します。
- 最初は左から3番目
4個ずつで始めるときは、左から3番目のポケットを選ぶと、最後の石がちょうどゴールに入り、もう1回動かせます。
- 「もう1回」を重ねる
ゴールまでの数と、ちょうど同じ数の石が入ったポケットを探しましょう。右端なら1個、その左なら2個です。右のポケットから順に動かすと、続けて何回も動かせることがあります。
- 横取りをねらう
自分の陣地に空のポケットを作り、そこへ最後の石が入るように数えます。向かいに石が多いほど、たくさん取れます。
- 横取りをされない
相手の空のポケットの向かいに、石をためないようにします。たまってしまったら、取られる前に動かしましょう。
- 相手に石を送りすぎない
石がたくさん入ったポケットを動かすと、相手の陣地にも石が入ります。終わったときに陣地に残っている石は、その陣地の人のものになるので、送った石は相手の石になりがちです。
- 終わりが近づいたら数える
4個ずつで始めたときは、ゴールの石が25個以上になれば勝ちが決まります。相手の陣地が空になりそうなときは、自分の陣地に石を残しておくと、その石がそのまま自分のものになります。
ベーシックでは、「もう1回」を続けることが一番大切です。右端のポケットを空にしておくと、石が1個入るたびに、すぐゴールに入れてもう1回動かせます。
マンカラを手作りするには
専用の盤がなくても、家にあるもので遊べます。卵のパック(6個入りを2つ、または12個入りを1つ)をポケットにして、小皿や紙コップ2つをゴールにします。
石は、おはじき・ビー玉・豆・ボタンなど、同じくらいの大きさのものを48個用意します。
よくある質問
- マンカラは何人で遊べますか?
- 2人で遊ぶゲームです。向かい合って座り、交代で石をまいていきます。
- 何歳から遊べますか?
- 石の数を数えられれば遊べます。目安は5〜6歳からです。小さな子どもには、決まりの少ない「ベーシック」がおすすめです。
- 最初の石は何個ですか?
- ポケット1つに4個ずつ、全部で48個が普通です。3個ずつ(全部で36個)で始める遊び方もあります。
- 相手のゴールにも石を入れますか?
- ルールによって違います。「カラハ」では相手のゴールを飛ばし、「ベーシック」では相手のゴールにも入れます。
- 横取りは、向かいのポケットが空でもできますか?
- 普通のカラハでは、向かいのポケットに石があるときだけ横取りできます。向かいが空でも最後の1個をゴールに入れる遊び方もあるので、遊ぶ前に決めておきましょう。
- 必勝法はありますか?
- 4個ずつで始めるカラハは、コンピューターの計算で、先に始める人が一番よい手を続ければ勝てることが分かっています。ただし、その手順はとても長く、覚えて使えるものではありません。普段遊ぶ分には、後から始める人も十分に勝てます。












