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ハノイの塔のルールと解き方|最短手数と必ず解ける手順

ハノイの塔のルールと解き方。木の台に立てた棒と、大きい順に積んだ円盤の塔。一番上の円盤を持ち上げている

パズル『ハノイの塔』のルールと解き方を紹介します。何枚でも最短で解ける手順のほかに、「4本の棒」などの変わりルールも解説しています。

プレイ人数
1人
ジャンル
パズル
難易度
★☆☆ 簡単
使うもの
3本の棒と、大きさの違う円盤
選べるルール
3本の棒・4本の棒・隣の棒だけ
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ハノイの塔はどんなパズル?

ハノイの塔は、大きさの違う円盤を決まりを守りながら1枚ずつ動かすパズルです。左の棒に積んだ円盤を全部右の棒へ移したら完成です。

左の棒に積んだ4枚の円盤の塔から、右の棒の完成の形へ金の矢印。左の棒にスタート、右の棒にゴールの札

決まりはたった3つですが、円盤が増えるほど手数が増えていきます。最短の手数で解くには、先を読む力が必要です。

ハノイの塔で使う道具

ハノイの塔で使う道具は以下の通りです。

  • 3本の棒(台に立てたもの)
  • 大きさの違う円盤(3〜8枚くらい)

はじめは、全部の円盤を大きい順に左の棒へ積んでおきます。

台に立てた3本の棒。左の棒に、下から大きい順に4枚の円盤。棒の下に左の棒・真ん中の棒・右の棒の名前、右の棒の上にゴールの札

円盤は真ん中に穴があいていて、棒に通して積み重ねます。この記事では、3本の棒を「左の棒」「真ん中の棒」「右の棒」と呼びます。

ハノイの塔のルール

ハノイの塔のルールを紹介します。

ハノイの塔のゴール

全部の円盤を同じ順番のまま右の棒へ移したら完成。

完成までの手数(円盤を動かした回数)が少ないほど上手です。それより少なくできない手数を「最短手数」と言います。

①1回に動かせるのは1枚だけ

円盤は1回に1枚ずつ動かします。

左は一番上の円盤を1枚だけ持ち上げて金の〇、右は2枚をまとめて持ち上げて赤の×

2枚以上をまとめて動かすことはできません。

②動かせるのは一番上の円盤だけ

動かせるのは、それぞれの棒の一番上にある円盤だけです。

左は一番上の円盤を持ち上げて金の〇。右は間の円盤を横へ抜き出して赤の×(抜き出した所は空いて、上の円盤が浮いている)

下の円盤を先に抜き出すことはできません。

③小さい円盤の上に大きい円盤は置けない

円盤を置けるのは、空いている棒か、自分より大きい円盤の上だけです。

例えば、下の画像の左のように、大きい円盤の上に小さい円盤は置けます。右のように、小さい円盤の上に大きい円盤は置けません。

左は大きい円盤の上に小さい円盤を置いて金の〇、右は小さい円盤の上に大きい円盤を置こうとして赤の×

この3つの決まりを守れば、どの棒へ動かしてもOKです。真ん中の棒は、途中の置き場所として自由に使えます。

ハノイの塔の解き方

ハノイの塔は、決まった手順で動かせば、何枚でも必ず最短で解けます。少ない枚数から順に紹介します。

①3枚は7手で解ける

円盤が3枚の時、最短手数は7手です。

下の表の順に動かします。(小・中・大は円盤の大きさ)

手動かす円盤動かし方
1手目小左 → 右
2手目中左 → 真ん中
3手目小右 → 真ん中
4手目大左 → 右
5手目小真ん中 → 左
6手目中真ん中 → 右
7手目小左 → 右
3枚の円盤を7手で右の棒へ移す様子を、はじめから7手目まで8つの小さな絵で並べた図
1手ずつ、動いた円盤を金色に光らせています。

3手目で、小と中が真ん中の棒にまとまります。その後、大を右の棒へ動かせるようになります。

②4枚は「3枚を2回」で解ける

4枚の時は、上の3枚を真ん中へ移し、一番大きい円盤を右へ動かし、3枚を右へ移します。

4枚の塔を3つの段階に分けた図。上の3枚を点線の枠で1つのかたまりにし、真ん中へ7手、一番大きい円盤を右へ1手、3枚を右へ7手
①上の3枚(点線の枠)を真ん中の棒へ移し、②一番大きい円盤を右の棒へ動かし、③3枚を右の棒へ移します。

3枚を移すのは7手なので、4枚は7+1+7=15手になります。上の3枚を1つのかたまりと考えると、分かりやすいです。

③5枚以上も同じ考え方で解ける

何枚でも「上の塔を真ん中へ → 一番大きい円盤を右へ → 塔を右へ」のくり返しで解けます。

例えば、5枚なら15+1+15=31手です。このように、1枚増えるごとに「前の手数の2倍+1」手になります。

④1手目は枚数で決まる

枚数が奇数なら右の棒へ、偶数なら真ん中の棒へ、一番小さい円盤を動かします。

3枚(奇数)の時は一番小さい円盤を右の棒へ、4枚(偶数)の時は真ん中の棒へ動かす矢印

例えば、3枚・5枚・7枚なら右の棒へ、4枚・6枚・8枚なら真ん中の棒へ置きます。逆に置くと、どこかで遠回りになります。

⑤小さい円盤は同じ向きに回す

最短の手順では、1手おきに、一番小さい円盤を同じ向きに動かします。

奇数枚なら「左 → 右 → 真ん中 → 左…」、偶数枚なら「左 → 真ん中 → 右 → 左…」の順に回ります。

一番小さい円盤が回る向きを矢印で示した図。奇数枚は左から右・真ん中・左、偶数枚は左から真ん中・右・左
矢印の①②③の順に回ります。奇数枚は①右②真ん中③左、偶数枚は①真ん中②右③左です。

小さい円盤を動かさない手は、置ける動かし方が1つしかありません。小さい円盤を回す手と、その1つの手を交互にくり返せば、何枚でも最短で解けます。

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ハノイの塔の最短手数

ハノイの塔の最短手数は以下の通りです。

円盤の数最短手数
1枚1手
2枚3手
3枚7手
4枚15手
5枚31手
6枚63手
7枚127手
8枚255手
9枚511手
10枚1023手
64枚約1845京手

円盤がn枚の時、最短手数は「2のn乗−1」手です。

例えば、4枚なら2×2×2×2−1=15手です。1枚増えるごとに、手数は約2倍になります。

円盤の数は「段」で数えることもあります。例えば、「5段」は円盤が5枚のことで、最短手数は31手(7段なら127手)です。

公式の求め方(漸化式)と、これより少なくできない理由は『ハノイの塔の最短手数の公式』の記事で解説しています。

ハノイの塔の伝説と由来

ハノイの塔は、フランスの数学者エドゥアール・リュカが、1883年に発表したパズルです。名前の「ハノイ」は、ベトナムの首都の名前です。

このパズルには、次のような言い伝えが添えられていました。

インドの寺院で、僧侶たちが64枚の金の円盤をこの決まりで動かし続けていて、全部を移し終えた時、世界が終わる。

3本の棒の左に、64枚の金の円盤を積んだ高い塔

この話は、パズルを広めるために作られたと考えられています。64枚の最短手数は約1845京手で、1秒に1手動かしても約5845億年かかります。

ハノイの塔の変わりルール

ハノイの塔でよく遊ばれる変わりルールを2つ紹介します。

4本の棒

4本の棒とは、置き場所の棒を1本増やすルールです。左端の棒の円盤を全部右端の棒へ移したら完成です。

台に立てた4本の棒。左端の棒に5枚の円盤、左端にスタート、右端にゴールの札

棒が1本増えるだけで、最短手数はぐっと減ります。最短手数は以下の通りです。

円盤の数3本の棒4本の棒
3枚7手5手
4枚15手9手
5枚31手13手
6枚63手17手
7枚127手25手
8枚255手33手

4本の棒の最短手数は、3本の時のような短い式では表せません。この数が最短だと証明されたのは、2014年のことです。

隣の棒だけ

隣の棒だけとは、円盤を隣の棒へしか動かせないルールです。左の棒から右の棒へは、必ず真ん中の棒を通ります。

隣の棒への矢印には金の〇、左の棒から右の棒へ飛ばす矢印には赤の×

最短手数は「3のn乗−1」手で、3枚でも26手、4枚なら80手かかります。何度も同じ円盤を往復させるので、根気が必要です。

ハノイの塔を解くコツ

3本の棒のふつうのルールで、最短で解くコツを5つ紹介します。

  1. 一番大きい円盤から考える

    一番大きい円盤を右へ動かせるのは、他の円盤が全部真ん中の棒にある時だけです。まずは「上の円盤を全部真ん中へ」を目指しましょう。

  2. 1手目は枚数で決める

    枚数が奇数なら右の棒へ、偶数なら真ん中の棒へ、一番小さい円盤を置きます。1手目を間違えると、どこかで遠回りになります。

  3. 奇数番目の手は小さい円盤

    最短で解く時は、1手目・3手目・5手目…と、1手おきに一番小さい円盤を動かします。迷ったら、今が何手目かを数えましょう。

  4. 小さい円盤は同じ向きに回す

    一番小さい円盤は、いつも同じ向きに棒を回ります。向きを変えると、手数が増えてしまいます。

  5. 少ない枚数から順に増やす

    3枚の7手を何度か解いてから、4枚・5枚と増やしましょう。3枚の動きは、大きな塔の中で何度もくり返されます。

当サイトのハノイの塔で選べる遊び方

当サイトのハノイの塔では、円盤を3〜10枚から選べます。「4本の棒」「隣の棒だけ」のルールでも遊べます。

次の1手を矢印で教える「ヒント」と、今の並びから完成まで自動で動かす「お手本」もあります。手順を覚えたい時に使いましょう。

ハノイの塔のよくある質問

ハノイの塔は必ず解ける?
はい、何枚でも必ず解けます。3本の棒のふつうのルールなら、はじめから一番小さい円盤を同じ向きに回す手順で動かすと、最短の手数で解けます。
最短手数の公式は?
3本の棒なら、円盤がn枚の時は「2のn乗−1」手です。公式の求め方は『ハノイの塔の最短手数の公式』の記事で解説しています。
64枚だと何年かかる?
1秒に1手ずつ休まず動かしても、約5845億年かかります。宇宙が生まれてから今まで(約138億年)の40倍以上です。
棒が4本だと何手?
4枚なら9手です。5枚なら13手になります。詳しくは、先ほど紹介した変わりルールで解説しています。
真ん中の棒に移しても完成?
元のルールでは、別の棒へ全部移せば完成です。どちらの棒へ移しても、最短の手数は同じです。ゲームやおもちゃでは、右の棒をゴールにすることが多いです。
何枚から始めるのがいい?
初めての人は、3枚(7手)か4枚(15手)がおすすめです。慣れたら5枚から7枚に挑戦しましょう。
プログラミングでよく使われるのはなぜ?
大きな問題を、1枚少ない同じ形の問題に分けて解く「再帰」の、分かりやすい例だからです。
ハノイの塔を無料で遊ぶ 最短手数の公式を読む

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